今日の一枚、その一曲

って、日付の横のタイトル見りゃあわかる人には「パクりやがったなこの野郎」ってなもんですけどね。ええ当然狙ってました。


DON’T TRUST OVE

DON’T TRUST OVE

このアルバムはマジおすすめ。ハロプロで忙しくなりすぎてムーンライダーズまで手が回らなくなってからもう10年くらい経ちます*1が、これは未だに聴きます。23年も前の作品ですが、決して古くは聴こえない・・・と僕は思うんだけどよくわかりませんので、誰か聴いてみてどんなもんだったか教えてください。
つーかHQCDで出てるなら買い換えたいなぁ。僕の持ってるのは昔のポニキャンのCDだからあまり音質がよくないのだ。
レビューはこちらが秀逸だと思います。


“Don't Trust Over Thirty.”
テメェもいつかはジジイになる、なんてことは夢にも思わなかったに違いない大昔の若者の合言葉だったそうです。それを「バカだねー」と蔑むつもりはないです。むしろ「好きなことやってられるのも今のうちだけ」と変に割り切っているようにも見受けられる現代的な一部の若者より好感が持てる気がします。
ジジイになるというのは「老成する」「変に物分かりがよくなる」「権威になる」みたいなニュアンスがあって、そういう形での世の中への順応はしたくねーなぁ、みたいな意味だったんじゃないかと思うのです。カウンター・カルチャーの用語だから、とにかくあくまでも「対抗」していくんだという意思の表示ですね。


話が逸れそうなんで急いで戻しますけど、アルバムの発表時点でメンバー6人全員が30代に入っていたわけで、そのタイミングでこういう言葉を出してくるというこのひねくれ具合(笑)。感動のあまり未だに心に残ってるわけですよ。30超えた大人が「30歳以上は誰も信じるな」と言うと、自虐もありつつ徹底した「カウンター主義」でいこうという重く厳しい決意みたいなものを感じませんか皆の衆。


僕の場合はそういう重いものはなくて、単純に「Don't trust 俺」って気分がいちばん強いんですけどね(苦笑)。
人から信用されるというのはありがたいことである反面、そこに縛られる感じなのでなるべく辞退したいなーという気持ちを持っています。確か「アクセス数が多くなりすぎて、意識してしまって書きたいことが書けなくなった」みたいな理由でブログを閉鎖した人がいたように記憶してますが、なんとなく理解できそうな話です。
更新ジャンキーとして閉鎖だけは避けたいので、今後もマニアックなネタに走ったりバカバカしい妄想や捏造を展開したり、読む人のことをまったく考えないで適当に書き飛ばす「間違っても信用できない」ブログとしてやっていこうかなと。ソースのしっかりした情報や定見のある真摯な(そして紳士な)ものは信頼できる仲間たちにお任せして、感情的情緒的気分的変態的で理解不能かつ支離滅裂な方向にためらわず進んでいこうじゃないかと。ヲレ別に総理大臣でも何でもないから好き放題ブレまくるもんね。整合性なんて知らねーよアハハハハ。



これは発表当時のテレビ番組らしいですがよくわかりません。サポートメンバーを含めた総勢12人の「スーパームーンライダーズ」と呼ばれる形態だそうです。



これは割と最近の。「over 30」だけじゃ飽き足らず40、50、60・・・とDon't trustな対象が増えております(笑)。いやすべて「30歳以上」に含まれているわけなんだけど、わざわざ歌うことで「世の中には信用しちゃいけない年寄りがこんなにいるぜ」みたいな意味合いにもなってくる。そして「それには俺たちも含まれてるぜ」なんてニュアンスも漂わせる。さすがだなぁ。
枯れてるようで枯れない。洒脱に見せて譲れないものを持ち続けるひねくれジジイ。こういうのは手ごわいぜ。俺もこういうジジイになりたいわ。

*1:最後に見たライブはフサイチコンコルドがダービーを勝った日の20周年記念ライブ@日比谷野音だから、もう13年前ですかね。