バイバイグッドバイサラバイ

そういえば斉藤哲夫さんも体調崩されてるって噂を聞いたけど、その後どうなんだろ。
それはおいといて。
ムーンライダーズからのお知らせ::ムーンライダーズ オフィシャルウェブサイト




ムーンライダーズ 無期限活動休止のお知らせ


いつもムーンライダーズへご声援を賜りまして、ありがとうございます。
今年はアルバム「火の玉ボーイ」でデビューしてから35年目の節目の年でした。
震災の影響で順延いたしましたが、5月5日にはゆかりのゲストをお迎えした、記念の「火の玉ボーイコンサート」を開催し、多くの皆様にご来場いただきました。
その後、アルバムの制作に入り、12月には新作アルバムのリリースと
大阪、東京でのライヴを開催いたします。
そんな「進行形」の中、メンバー間での話合いの結果としまして、本年末をもってムーンライダーズはバンドとしての活動を無期限で休止する事になりました。
バンドの歴史と共に、長く、深く、聴き続けて、支えて、愛してくださった皆様のお陰で、35年もの間、ムーンライダーズは活動できました。
心より、お礼を申し上げます。
今後も、メンバーのソロ活動などに、ご声援をいただければ幸いです。


2011年11月11日 満月の日に


ムーンライダーズメンバー 一同


結果的に、というのでなく「休むよ!」と宣言して休むのは、たぶんバンド始まって以来ではないでしょうか。それくらいの気持ちで休むということ。



思えばあれは、1991年の暮れだったでしょうか。
一応は初めてアイドルのFCに入った*11982年をアイドル愛好者はじめの年と位置づけてる*2わけですが、10周年を目前に控え「ここらで違うジャンルでも聴いてみようか、と思い立ちました。
当時バイトしてたコンビニで一緒だった若い衆の聴いてるものを参考に、ジュンスカFAIRCHILDユニコーン、・・・あれこれ聴いてはみたもののどれも今ひとつピンとこない。挙げた3バンドはライブも行ったんですよ、FAIRCHILDが日清パワーステーション、ジュンスカユニコーンは武道館だったかな。いやぁ、武道館クラスで周り全部ノリノリな中に取り残されるってのは厳しいものがありますぜ。


もうここまでくると「何か気に入るバンドを見つけないと引っ込みがつかない」みたいな気分になりまして、フラリ訪れた神保町はササキレコード。そこに『ANIMAL INDEX』『DON'T TRUST OVER THIRTY』のCDがあったわけです。

ANIMAL INDEX / HQCD ムーンライダーズ

ANIMAL INDEX / HQCD ムーンライダーズ

DON’T TRUST OVE

DON’T TRUST OVE

その頃にはもう『よい子の歌謡曲』を読んだり投稿したりしてまして、
「渡辺美奈代をプロデュースした鈴木慶一、後期の岡田有希子の世界を作り上げ、ヲレが人生で出会ったもっとも“美しい”アルバム『ヴィーナス誕生』全曲のアレンジを担当したかしぶち哲郎*3、同じ岡田有希子でも1stアルバムに曲を提供した岡田徹が同じバンドにいる」
という知識くらいはありましたから、そんじゃあ聴いてみるか、とお金払いました。


今でも忘れられません、『ANIMAL INDEX』をAIWAのCDラジカセ*4に放り込んで、PLAYを押して、1曲目『悲しいしらせ』のイントロのリフが聴こえた瞬間の、


「あ、これだ」


という感覚。探してた音がそこにありました。そこからそれまでのアルバムを少しずつ買っては聴く日々、といっても近所の店で置いてあったのが『MODERN MUSIC』以降で『アマチュア・アカデミー』抜けという状態で、そのせいもあって未だに『火の玉ボーイ』聴けてないというありえない自称ファンですわ。


ちょうど当時も活動休止中、水面下で復活に向けて動き出してた時期でしょうか。復活の『晩餐』コンサートには間に合いませんでしたけど、翌年から96年の20周年ライブまでは色々通いました。ちょうどその頃のアイドル方面といえば乙女塾系以外は出てきちゃ消え、やがてCoCoも解散し、オキナワ系はどうも馴染めず、・・・といった状況だったものですから、制服向上委員会以外はこれといった現場もなくて余裕があったのです。確かどこかのHMVだかタワレコだかで握手会もあって、もちろん参加しました。


就職してからは次第に時間的にもメンタル的にも余裕がなくなって、『月面讃歌』を買ったはいいが聴かず、そうこうしている間にいよいよメンタルが危険域に突入しかけ、モーニング娘。を知り、ミニモニ。面白いなー、とかいってたら5期のオーディションで、「この紺野ってコいいな、まず合格はしないだろうけど、どこかに拾われたら応援しよう」とかボンヤリ見てたら合格して、こりゃいかんとお披露目ツアーのチケを狙いにいって、横アリが取れなかったからグリーンドーム前橋に行って、ゲストのメロンの時に頑張ってた大谷雅恵ハッピの人に「まだこういうノリがあるんだねぇ」と感心して、いつの間にやらこんな感じですわ。
35年中たかだか7年くらいというのは「いっちょかみ」もいいところで、本当に不義理をしています。昨年『ゲゲゲの女房のうた』を買ったのは、何年ぶりのムーンライダーズだったんだろう。

ゲゲゲの女房のうた

ゲゲゲの女房のうた



MANIA MANIERA

MANIA MANIERA

青空百景

青空百景

ムーンライダーズの夜

ムーンライダーズの夜

Bizarre Music For You

Bizarre Music For You

上に挙げたほかに好きなアルバムはこのへんでしょうか。『夜』はホント好きでしてねぇ、一度見当たらなくなってもう一枚買って、それも行方不明になったから中古探そうと思ったところで部屋の片付けをして2枚とも発見、ってなくらい。表現者としての決意が込められた『黒いシェパード』から、ユーモラスながら矜持を感じさせる『Damn!MOONRIDERS』への流れはいつ聴いても感動的で、襟を正さずにはいられません。



休止前最後のライブは12/17中野サンプラザとか。何つー馴染み深い会場であることか。メロン記念日ムーンライダーズ、ヲレの「ロック」が同じ場所で区切りを迎えるなんて、奇妙な偶然もあったもんだ。
チケは争奪戦だろうし、何より12月はランドマークとキューラン6があるもんだから甘サクイベもどうなるかわからないってくらいで、これ以上現場の予定は入れられない。もちろんWIN5という希望がないわけじゃないですけど、あまり大きいのが当たるとハワイが優先されちゃうし、安きゃ安いで予定があるし、悩ましいものです。


Ciao!

Ciao!

これが区切りのアルバム。なぜかタイトルが正確に表示されませんが、(更新時には表記がおかしかったのですが、修正された模様)『Ciao!』とはなかなか粋なタイトルじゃございませんか。12月の後払いは・・・℃-uteの日DVDか、それは外せないなぁ。
でも聴こう。1月は今のところ予定がないからな。

*1:堀ちえみ、というか「ホリプロ友の会」でした。

*2:厳密に、ということだと1977年でしょうか、高田みづえとリトル・ピンクにはかなり熱を上げたものでした。

*3:ガンダム的には0080の音楽を担当しましたっけね。

*4:河田純子のファンになると一度は使う・・・よね?