MIXの話

現場にいた者としては乗っからざるを得ませんね。


ラジオでも相当でかく聞こえたということで想像できると思いますが、現場ではそりゃあもうすごかった。あの場にいた全員(僕らガマゴオラー海陽閣前線基地412部隊と家族連れ除く)がやってたんじゃないかってくらい。


僕も地下(という言葉はありませんでしたが)にいた時代には色々やりましたので、その楽しさは理解できるつもりです。
だからといって推奨する気はまっっっっったくないです。
ノリっていうのはアクトを受け止める余裕を心の中に持ち続けられる程度の単純なものでいいと思います。初めて見た人も真似しやすいですし、何よりパフォーマンスすべきは客じゃないわけですから。
こちら側のパフォーマンスに集中してしまうと、ステージで行われていること、伝えようとしていること、そこに込められたものを受け止められず、それどころか跳ね返してしまうような気がするんですよ。
受容でなく拒絶ともなりかねないわけで、それはあまりにも悲惨な光景。大の大人が十代の女のコに向かって「お前らはそこで適当に歌ったり踊ったりしてて。こっちはこっちで盛り上がるから」と宣告しているに等しい。なんとみっともない。


そのライブで何を見ましたか? 何を感じましたか? 「いやー(俺たちが)盛り上がったねー、楽しかったねー」で終わりですか? あるいは「やってやったぜw」ですか?
そりゃねぇだろうよ。


心を伝え合わないライブってあまりにも薄っぺらくて情けないものじゃないか。俺の大好きな℃-uteが全力でやっているものをそんな風にしないでくれよ。
この際だからいわせてもらう。
そういう客がいるからみんな仕事に熱意を失って男に走るんだよ。自分が受け入れられているかわからないから、不安になって、受け入れてくれる存在を求めて。


ハローか否かは関係ない。メジャーも地下も関係ない。
ステージにいる女のコが好きなら、そのコが懸命にやっていること、伝えようとしていることは全身全霊を傾けて受け止めるのが男の筋道だ。
擬似恋愛だの脳内妄想だのいわれてるけど、現場では常に客の器量・度量が試されていると思うんだよね。
どうせなら、僕やあなたの男っぷりを見せつけてやりたくないか?


魂の叫び? ちょっと待て。それは安易に使っていい言葉じゃないぞ。
ラグーナお見送りの時の○○○さんを見たか? 魂の叫びってのはああいうのをいうんだよ。
彼はきっと今わの際でも同じ言葉を発するだろう。それくらい彼は鈴木愛理に心を捧げつくしている。
大好きなあのコに、二度とないこの一瞬に、これだけはたとえ死んでも伝えたい。そんなギリギリの状態で発せられる言葉が、覚えて練習しなけりゃできないものであるはずがない。
○○○さんは口を開けば愛理愛理騒いでいるが、MIXをやることはない。
当たり前だろう。一人で叫べる漢にMIXは必要ない。


・・・申し訳ない。つい熱くなってしまいました。
こういうバカバカしい諍いがない現場になるといいね。


おしゃむさん考案の「℃-ute MIX」は折衷案としては秀逸だと思います。こういうことが考えられるならキャナなりってのも悪くないですね(する予定はないですが)。
「それはコールであってMIXではない」とかいわれそうですが、同じ声を出すなら応援をしたい。僕はそう思います。