猛省

終わってからいうな、と言われたら言葉もない。
もしかしたら友達を失くすかもしれないし、現場に行きづらくなるかもしれないけど、これは書いておかないといけないと思う。


「それにはあまり意味がない」さん
耳が痛い、とはまさにこのこと。


「蒼天百景」さん

終了後、GEMT軍団と合流。
と、その現場を会社の女のコに
見つかるとか…。


あの、ドン引きの表情が痛い。


ちょ、そんな目でおいらのコト
見ないで〜!


つか、ソコの席の方々、
ドンだけヤラカしたんですかw。

すいません、かなりやらかしました。
何しろ現場歴が長いものですから、過去に「お行儀の悪い観客」は色々と見てきています。滅多にない「コンサートの一時中断」にも遭遇しましたし、警備スタッフ→会場が契約してるガードマン→通報で駆けつけた警官、と乱闘相手をグレードアップした挙句に拘束衣でぐるぐる巻きにされて連行、なんてのも目撃しました。
そんな僕の目から見ても、ちょっとやりすぎなくらい。もちろん僕もその一人。


僕は普段から飲酒しない人間です。
理由は色々あるんですが、一番大きな理由は酔っ払ってタガが外れてしまうと隠している暴力的な衝動が表に出て、物を壊したり他人が血を流すのを見たくてたまらなくなったりするかもしれない、と思うからです。正月なんかは家でちょっとだけ飲むんですが、酔いが回ってくるとガラスとか皿は割りたくなるし誰でもいいから殴りたくなります。だからそうなる前に寝ます。正月のハロコンに行かないのはそういう事情もあったりします。
そんなわけで神宮もノンアルコールで通したわけですが、結局は酔っ払ってるかのようにはしゃぎすぎてしまいました。真面目な話、いつ警備スタッフを呼ばれるかとヒヤヒヤしてました。間違いなくメンバーから見えてる席でそんなことになったら恥ずかしいどころじゃない。


飲まない人間ですから、飲む人の気持ちはわかりません。チームGEMTには仕事や私生活で色々と鬱屈したものを抱えてる人もいるので、どこかでそれを晴らしたくなるのは理解できます。いや、ストレスの溜まらない仕事をしているし、そもそも舞美に出会ってから人生すべてが楽しくてしょうがないので「鬱屈を抱える℃-uteファン」というのを理解できていないのかもしれません。
ともあれ、
「飲んでいい会場だからって嬉々として酒飲んで大騒ぎってのはあまりにも自分を律する気持ちがないんじゃないか」
「憂さ晴らしにベリキューのステージを利用するってのはあまりにも思いやりに欠けてるんじゃないか」
という話を事前に忌憚なくできなかったのは僕の弱さ、甘さだと思います。飲み会に参加して、毎回毎回ろくに会話もできないくらいの大騒ぎを毎回目撃してるわけですから、当然予想できなければいけなかったことでした。
楽しみに当日を待つ気持ちに水を差したくない、という気持ちでしたが、結果的に楽しい思い出に水どころか液体窒素くらいのものをぶちまけてるわけですからどうしようもない。


長い人でもまだ1年ちょっとという付き合いではありますが、一緒に現場で楽しんだり飲んだりネットで交流したりしているので、それなりに理解できているつもりです。気持ちはわかるつもりです。いや、わかってたらこういうことは書かないのかもしれないから、根っこの部分で理解できていないのかもしれません。
でもねぇ、正直ありゃあないわ。


理由や事情はそれぞれに正当なものがあると思います。
でも、もしかしたら僕らの度を越した大騒ぎのせいで数十〜数百人、もしかしたらもっと多くのファン予備軍、さらには「このコたち使ってみようか」と思う人々を失ったかもしれないということを考えると、もうちょっとなんとかできなかったものかという反省というか後悔というか、そんな忸怩たるものがあります。
とにかく、初めて見る人にも自分たちの魅力を伝えようと頑張ったベリキュー14人と、「初めて見るけどどんなのかちょっと楽しみ」にしてた皆さんには申し訳なく思います。






ホーム/アウェー論の話。
僕も「アウェー感をベリキューに味わわせてはいけない。ここは大連番で盛り上げよう!」と考えていたクチですが、別にアクトする側はホーム/アウェーなんて意識はないのかもしれない。一見さんだろうが常連客だろうが「観客に楽しんでもらう」ことに変わりはないわけで。
でもアウェー感というものは確かに感じる。これはなんなのか。


もしかしたら、アウェー感を意識しているのは僕たちなのではないか。
「メンバーに味わわせたくない」というのは勘違いみたいなもので、本当は「俺たちが味わいたくない」だけではないだろうか。
そう考えると、色々なことが納得できる。


そりゃあねえよな、やっぱり。
俺たちがアウェー感(「俺たちは普通じゃないんじゃないのか」という恐れのような感情?)と向き合いたくないがためにバカ騒ぎして、大好きなベリキューの努力を踏みにじる。それはやってはいけなかったことだったんじゃないかと思う。
しかし、現実に僕たちはやってしまったのだ。この罪は重い。償えないほどに。






ではどうすればよかったのか、というと、これが考えつかないから厄介。僕一人なら気持ちの持ちようでどうにでも楽しめるけれど、それを他人に強制する資格があるはずもなく。
まぁたぶんこれでまたしばらくは呼んでもらえないだろうから、その間に考えないといけない。いや、もしかしたらこういうイベントへのゲスト出演というのが増えるかもしれないから、急いで考えなくてはいけないことかもしれない。
焦って極端な方向に進むのは好ましくないけれど、どうにかしていかないといけないね。


えっつんさん(鋭い一言で目を開かせてくれる)・KYさん(もしかしたら界隈でもっともバランス感覚を持ってる人。10歳下とは思えないくらい大人)・とうかつちょー(さすがに年長者ですから)あたりの少人数で集まって話してみたいなー。今月はちょっと厳しいけど、そこはとうかつちょー持ちでひとつ(笑)。