実はアンチです

かしましさん


こちらも歩調を合わせて書名その他は出さず。


今若い世代に流行っている方向ズバリなわけですが、要するに「切なさ」とか「心焦がれる思い」というのに憧れる年頃、ということでいいんじゃないでしょうか。流行に敏感であることも含めて、「ああ、普通の女の子だなぁ」と微笑ましくとらえることにします。
と、ここまでは無理矢理に大人の対応。


ここから先は実際読んでる人・読もうと思う人・興味のある人・関係者が読むとたぶん不愉快だろうと思うので隠します。読むなら自己責任ということでひとつ。


業界の人になりきれなかった半端者のグチとしていただいてかまいません。
あの手の本は、まず「うまいところに目をつけたな」と思っています。若い世代が読むあのジャンルというのはありそうでなかったものですからね。ライトノベルは全然違うものだし。
それはそれとして、僕はこういう本は大っ嫌いなんです。本とも呼びたくない。
(5月18日12時40分訂正・本ではあるのでしょうけど僕には「小説」とは思えません)
内容のことじゃないんです。
テレビで特集された時に編集者が「文章の上手下手はどうでもいい」と発言してたので呆れ返りました。僕の得意な妄言じゃあるまいし(苦笑)、受け手ならいざ知らず送り手がそういう態度で仕事していいんでしょうかね。実際ブックオフで同ジャンルのものをいくつか立ち読みしてみたんですが、素人のブログ以下の悪文に気分が悪くなって、2ページくらいしか読めませんでした。
たぶんこれは僕がおっさんであるということよりも、小松左京も「リズムが悪くて読めない」とか思っちゃう*1くらい文章の好みが狭いということが関係しているのかもしれませんけどね。


そんなわけで、大嫌いなものを大好きな女の子が読んでいるのが実はけっこうショックです。

*1:おかげで日本SF史上に残る名作の数々が読めなくて悔しいです。