もう一度「H22 Remix」
从・ゥ・从<あーなたとふたーりー♪
そういう話じゃない。まぁテキトーにやるんでテキトーにお付き合いのほどを。
真野ちゃんが表紙の週刊アスキーあったじゃないですか。売り切れてなかったらまだ書店に置いてあるはずですけど。コンビニは難しいかも。週アスは今の僕が唯一毎週買ってる週刊誌*1で、たまに買い逃すと都内に出る機会に書泉ブックタワーでバックナンバー買うくらいなので当然買いました(笑)。
好きな連載記事がいくつかありまして、何週か前に突然「℃-ute」という単語が飛び出した大槻ケンヂの対談もその一つ。真野ちゃん号(違)ではEBIさんと「いまどきの“懐メロ”」をテーマにトーク。とっても示唆に富む記事だったのですが、ざっくりとまとめた「いまどきの“懐メロ”のポイント」によると、
●ついこないだの曲も、もう懐メロ!
●20代の視点が基準になる
●懐メロ認定されても、凹まない
この真ん中のがガツンときましたね。対談中にもあったんですが、「いまの世間で言う“懐メロ”って?」ってな問題にぶち当たるわけですよおっさんは。いやホント今の20代が聴いて「懐かしい!」って思うのってどのあたりなんだろ。恐らく僕らにしてみれば「それ!?」って驚くくらいのものが挙がるんでしょうなぁ。
そうなると、僕が上の方で貼ってたりするような「ヲレ世代の懐メロ」*2ってのは、若者たちにしてみれば古典とか漢文の教科書を無理矢理見せられてる気分になるのかもしれないなぁ。別に悪いとは思ってませんけどね。
・・・という流れでこのリミックスを考えてみると、ある意味で──これまた80年代の後半という古い時代の話で申し訳ないけど──橋本治の『桃尻語訳 枕草子』に近い意味合いがあると考えられるかもしれないということはいえなくもない可能性を感じたり感じなかったりという仮説を立てられるように思えてくるようなこないような。
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春って曙よ!だんだん白くなってく山の上の空が少し明るくなって、紫っぽい雲が細くたなびいてんの!
という出だしは、実は読んでない(爆)僕でさえ知ってるくらいに一部で有名になったものさ。
古典の魅力を知ってもらうために冒険してみました、みたいな。その狙いが成功しているのかどうかは僕らおっさん世代が判断することじゃないだろうね。
ただ、仮に出来上がりとして失敗していたとしても、この冒険は高く評価しておかないと、いや評価は別としてみんなでネタにしてワイワイやるくらいでないと、こういう破天荒な「面白さ」を持つものの生まれる土壌が死んでしまうんじゃないかなー。それは話としてもその結果を想像するにしても実につまらないことだよ。
そもそも、スタンダードと化した感のある『暑中お見舞い申し上げます』に対して、ここまで違うテイストに作り変える試みをしようなんて、ヲレはつんく兄さん(とその影響を受けた人々)にしかできない、できても実行はしない発想だと思うのさ。これだから侮れないのだあの人は。わかるかそこの若者よ。
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