矢野顕子

鈴木慶一と音楽友達ってのがなんとなく理解できました(笑)。
慶一さんはかつて「ムーンライダーズの音楽は暗号なんだ。解読表を持つ人だけが聴くことができる」とおっしゃったそうですが、それと似た「わからない人は一生かかってもわからない。でもわかる人はわかろうとしないうちに虜になってる」ような表現なんだと思います。歌にせよ、歌詞だけを取り出してみても。いや、もしかしたら「矢野顕子」そのものがそういう表現ジャンルなのかもしれないな。
幸運なことにムーンライダーズの解読表は知らないうちに持っていた僕ですが、矢野さんの世界との間にはどうしても開かない扉があって、どうやらその鍵は持っていないようです。でも、開くことはできないまでも、たまにその扉の前までやって来てウロウロすることは僕にとって絶対に必要。そんな風に思いました。


きっと僕は、そういう「わかる人とわからない人をバッサリと非情に分けてしまう」ものがたまらなく大好きなんだろうなぁ。


じゃあいつもの調子に戻ります(笑)。