今日の『数学♥女子学園』

（3/17　02:12更新）

そんなわけで、いつもの画像貼りまくりーのネタバレ祭りーのとはちょっと趣向を変えて、

『数学♥女子学園』は現代の『スケバン刑事』ではないか？

という話*1。本エントリにおける『スケバン刑事』とは、1985〜87年のテレビドラマ版３シリーズ、なかでも『II』濃度高め、ということで了解願いたく。

若
干
ネ
タ
バ
レ
あ
る
か
も
ね

そもそもは。

ニーナ（田中れいな）たちのクラスに、またしても転校生がやってきた。名前は白金麗子（真野恵里菜）。超一流企業の社長令嬢。麗子は転校初日から校則 を変えるなどと言い出したりしてやりたい放題。麗子の父親が学校でも有数のスポンサーであるため、担任の村木（鈴之助）も何も言えない。生徒や先生たちに 賄賂を贈ってまで強引に校則を変更する麗子だったが、その変更はなぜかニーナたちのグループの人間に対して不利になるようなものばかりであった。

『数学♥女子学園』公式サイト「ストーリー」

これって『II』14・15話に出てきた「恐車の術」みたいだな、と感じたのが始まり。恐車の術は「標的と接触した者はたとえ挨拶程度のコミュニケーションでも徹底的に痛めつけ、標的を孤立させるとともに精神的に追い詰める」という技だから、

こういう露骨な嫌がらせとは違うけどね*2。あと、白金ちゃんがどんどん支配力を強めていくあたりは『I』で海槌一族が鷹の羽学園を支配していく展開を思い出した。つーことは、白金ちゃんはさしずめ亜悠巳もしくは久巳の位置づけで、麗巳みたいな大ボスが控えてるのかな。
そうやって考えていくとこの3SHOT*3なんか、

从*｀ ﾛ´）・・・二代目スケバン刑事・麻宮サキこと五代陽子、本名・早乙女志織
从*・ ｡.・）・・・ビー玉のお京
从・ゥ・从・・・矢島雪乃
すまん苗字ネタをやりたかった。お京さんと雪乃さんは逆かな。とにかくそんな風に思えたし、

从*｀ ﾛ´）＜町田数学専門高等学校2年A組*4、町田ニーナ
从・ゥ・从＜同じく、渋谷真実
从*｀ ﾛ´）＜またの名を数学番長、略してスウバン
从・ゥ・从＜と刑事
(TωT)/＜だから渋谷さんは刑事じゃないし
そんな「ス○バン刑事」をイメージしたり、一人でどんどん盛り上がってしまうのでした。
専ら同世代の女のコたちばかりが闘うってのは『花のあすか組！』の方が近いかもわからんけど、本放送以来見てないから記憶が曖昧なのだ。録画したビデオテープがどこかにあるだろうけど探すのは大変だし、古いテープを再生するのは色々と怖いのよ。再生するそばから磁性体が剥がれて･･･なんて話を聞いたような記憶もないではないし、見終わって巻き戻したら先端がリールから外れて一巻の終わり、って経験は実際にやっています。

何といっても。
９話までのニーナの闘いを振り返ってみれば、１年生トリオとの勝負*5を除くと、
・誰かを救うための闘い
＝１話（一樹）２話（一樹）４話（一樹、さゆり）８話（さゆり）９話（真実）
・提唱者にとって望ましいだけのルールを強要する者との闘い
＝３話（冬美）４話（彩葉）５話（優梨）
この２パターンに分けられると思う。どちらにも該当するのだから、４話の評判がいいのはこういう面からも納得できますな。
「場」を自分ルールで染め上げようとする者に怒り、誰かのために闘う･･･実にヒロイックな戦績を積み上げるとともに、闘いを通じて仲間を増やしていくあたりなんかも、やはり『II』を思い出すんだよなぁ。

父親の威光と賄賂で学園支配を目論む白金麗子に怒り、冬美や食いしんガールズ、その他の仲間のために退学をかけた勝負を挑むニーナ一党。ラストバトルではこれまでのゲストに総登場してほしいと思うのだけど、エリート部隊はもう出ないっぽいね(´･ω･`)（ソースはなっきぃラジオ3/11放送分）
冬美もよかったんだけど、この人が10話にいたら燃えただろうなぁ。

学園の支配権を争って闘うもよし、あっさり白金派についても敵の強大さを見せる効果があったはず。キャスト的にも話題に事欠かなかっただろうねぇ、次回あたり出てこないかな。

初の前後編というか、最終回までの三部作になりそうな予感。宇宙刑事ギャバンとか特捜最前線とか、「最終三部作」ってなんだか燃えるよね。
二本の柱、そして姉探しまでが一つになって、ラストへ向けて猛然とスパートするに違いないラスト２回、ますます目が離せません。

ま、実をいうと最大の共通点というかネタはコレかもしれませんけどね。

（以下のサイトを参考にさせていただきました。心より御礼申し上げます）
Wikipedia「スケバン刑事 (ドラマ第1作) 」
同「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」
同「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」
「touheiのホームページ」様から「私の好きなテレビ番組」より「スケバン刑事」「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」内「一口メモ（ネタバレあり）」の各項

*1:アクションものは役者の向き不向きがあったり、スタント用意したり殺陣つけたりで時間も予算もかかるから、憶えればどうにかなるし憶えられなければカット割ってどうにかするからお勉強バトルってことで･･･なんて大人の事情を想像するのも、悲しいけど楽しい。

*2:ミステリーは禁止されてても逮捕は禁止されてないあたり、もしかして渋谷ちゃんの見せ場が次回以降あるのかな？

*3:ひとり背景にいるのはこの際忘れよう。

*4:そういえばスケバン刑事は初代から三代目まで全員2年生だったね（三代目はシリーズ後半で進級）、クラスは全員B組だったけど。

*5:これはこれで「自分の背中を追う者との闘い」という鉄板ネタではある。これまた『II』の28話と同じだし、この話のゲストであるツッパリ女子中学生トリオのリーダー格は、通り名を「マミー」というのだ！