真・ゲンバーボロ

从・ゥ・从<ストナァァァァサァァァァンシャァァァァインッ!!!!

もはや定番のボケですな。そして石川賢のゲッター號だったか、大破したゲッターに「こりゃゲッターロボじゃなくてゲッターボロですな」ってセリフがあったような記憶。




Twitter上でのちょいとした罵倒合戦、そのTL桟敷を中心に、現場というものをどのように捉えるか、みたいな話に大きく逸脱・・・というのがだいたいの流れかな。こういう逸脱はいいものだ。そしてTwitter上で完結させなかったのは140字で収める自信がなかったからだ!(笑)
30年くらいどっぷり現場漬けになってる立場なので、いつものように偏った話をするよ。


現場偏重/至上/絶対主義を諫める声に対しては、
(オ゚Д゚)<諫言耳が痛い
クシャナ様気分の顔で真摯に受け止めるとして(いやそれきっと真摯じゃないぞ)、
「もったいないなぁ」
というのが一番正直な感想。
僕らは情報を通して対象にアプローチしていく、せざるを得ないわけだけど、最新情報が目の前で、リアルタイムで、ダイレクトに入手できるのが現場だろうと思うわけ。ある意味最大の情報源。それに触れず過ごすのは、もったいないお化けが大挙して押し寄せるレベル。

このノリだと、現場パスで出てくるもったいないお化けは首から上がメンバーになってそうだよな。それはそれで歓迎だけど、何度ハロコンをパスしてもモベキマス&エッグ選抜の姿をしたもったいないお化けは出てこない(笑)。


コミュニケーションの段階として、魅力ある人の存在を知ったら、直接会ってみたい、言葉を交わしてみたい、触れ合ってみたいと考えるのは自然なことだから、そういう場を大事に思う人が多くいるのも不思議ではないでしょう。握手会がお流行りだったり、何回ループした何を話した何往復会話したってところに執念を燃やすのも、さほど無理な話ではないと思う。
ただそういうスタイルはヲレ個人の美意識に反するし、何度も握手して会話して、あまつさえ名前を憶えろ憶えたか言ってみろだの強要できる相手ってのは、実は大した思い入れはないんじゃないのかとも思える。以前どこかで書きましたけど、某大魔神様が神宮のブルペンで投球練習してた時は、当時のヲレにとってはマジで神様みたいな人でしたから、恐れ多くて近寄れませんでしたもの。最近じゃ馬主でもありメルマガで予想を発表してたりもして、だいぶヲレのフィールドに近づいてきた*1感はありますけど。ちなみに先週はCBC賞当ててますね。



だがしかし。ダガシカシって小田切オーナーあたりが名づけそうだな。そうでなくて。


忘れがちなことがある。
可能な限り現場に赴かんとするヲレたちが、開催情報を入手すると同時に「行くぞ」と決断するのと同じように、個人や家庭の事情で「パス」を選択し決断する人がいて、その選択や決断は、ヲレたちのそれとベクトルこそ違え、思いの強さ、重さ、もしかしたら切なさ、そういうものは何ら変わらないのだ。
その場にいる者、いない者。心に変わりはない。
我らがキューティーリーダーはそういうところをしっかりつかんでいて、まるで松下幸之助の遺した「7精神」(ここの「私たちの遵奉すべき精神」)の一つ「感謝報恩の精神」を体現するかのような存在になっているけど、口にするかしないかの違いこそあれ、ハローのメンバーたちはそのへんわかってくれているだろう。そんな信頼はあるね。余談だけど、7精神はけっこうハローに通じるものがあると感じる。もしかしたらボーイ兄さんの根底には大阪を本拠地とした偉大な実業家(出身は和歌山だそうな)を手本にする意識があるのかも・・・なんてのは考えすぎかな。


(ヲレから見て)最大の情報源でありファン冥利に尽きる時間を過ごせる場を持たずにモチベーションを保ち続けるのだから、ほいほい出かけちゃうヲレたちよりも困難な道を自ら選択し、眦を決して進む勇者かもしれないんだよな。
そういう人たちのことを忘れずに、彼らが地団駄踏んで悔しがるほど楽しむことにするぜ。



人の心というのは、うかつに推し量っていいものでもない。全身全霊をこめて客席で棒立ち、なんてことがないと誰がいいきれるのか。全財産から通常盤を1枚、何か悪いことをしているのだろうか。



真。
从・ゥ・从<大和航空パイロット候補生?
エリア88撃墜王シン・カザマな。ワイド版コミックス集めようとしたけど途中で挫折したなー。ファントム無頼赤いペガサスはコンプしたけど。あと男組な。
从・ゥ・从<小学館ヲタか
いやそんなに詳しくはない。確かにボンボンよりコロコロ派だったし*2、外食行った店にビッグコミックオリジナルがあったら迷わず読むけどな。


たとえば「真の○○ヲタであるならば」とか、「本当に○○ちゃんを思うなら」とか、この手の文言は尽きない。リアルで他人の言うまま酷使されているからこっちの世界では上に立とうってか、なんてイヤミの一つでも言ってみたくなるが自重(←しとらんがな)。
実はアイドルファン界隈に限ったことでもないようで、ヲレの大好きな(笑)岡田斗司夫にも『君も本当にオタクを始めるなら』という文章がある。彼がそういう主張をしているのではなく、された側なんだけどね。

オタクの迷い道 (文春文庫)

オタクの迷い道 (文春文庫)

このくらいならまだかわいげがギリで残っているけど、「真の軍ヲタなら実戦を経験すべし」「霊界とコンタクトできてこそ真の心霊ヲタ」なんてことになっちゃうと色々面倒だよね。こうやってすぐ極端な例を持ち出すのは頭が悪いって誰かがいってたけどさ。
自分を律する基準として持っておくことは大事だけど、他人には他人の基準がある。「真のヲタならば現場には何がなんでも参戦すべきと考えるので、他人はともかく自分は次のツアーもコンプする」であるならば、たとえそのために食事を2日で1食にしようと借金を重ねて自己破産しようと、法令に反することなく他人に迷惑をかけていないなら高く評価することを惜しまな・・・いや、さすがにそこまでいくとどうかと思うけど、その人なりの選択として尊重する。「俺が2日に1食しか食ってないのに貴様ら何3食食って酒まで飲んでんだ」とかいい出したりしないかぎり。
何事も、他人に強要することで逆に支持されなくなるってことがあるものさね。


いわゆる「べき論」の一形態なのだけど、概ね個人の願望であることが多いよね。
「だと自分は思う」
という魔法の呪文を後ろにくっつけても文意が変わらないものは、参考意見の一つ以上の扱いにはならないなー、とヲレは思う。
「このようにする自分こそ真のヲタである!(キリッ」
でしかないのよね。いわゆる最強うんぬんの話と一緒。そんなものを誇示しないとやっていけない弱い心は、「終了のお知らせ」で離れる程度でしかない。安い最強だなぁ。


「心あり、信あり、やがて真に至る」
順番としてこういう形じゃないんでしょうか。少なくともヲレはそう信じるよ。
「真」よりも「心」、「信」を追い求めたい。その道の行く手にまことにもって実り多きもの、「真実」があるんじゃないのかな。


(オ゚Д゚)<Not even justice, I want to get truth.
(オ゚Д゚)<真実は見えるか!?
从;・ゥ・从<ダグラムの予告乙

正義なんかじゃない、僕が欲しいのは真実だ。



正義といえばですね、
「正義の味方は正義の実行者にあらず」
という考え方がございまして。正しき道を進むものが悪辣なる者によってその行く手を阻まれる時、降りかかる火の粉を払うために現れる者、それが正義の味方である、というもの。
この考え方はけっこう好きなんですよ。というのは、嘘でも正義を実行してるといえない人でなしでも正義の味方はしていいのだ、それは矛盾するものではないのだと考えられるから。悪いことしか能のない不良中年には嬉しいことです。


自分を「正しい」側に置くことが大好きな人っているけれど、正しくあろうとすることで間違えることってあるよな。それなら初めから「間違えてますよー」と打ち出してしまった方が楽よね。だからヲレはそのようにしている(笑)。ある事柄については頷ける意見を発するけど別の事柄に関しては「それってどうよ」、なんて人も実在するわけだしさ。矛盾に気を配ったり整合性を気にしたりするストレスとバカ呼ばわりのリスクを天秤にかけて、ヲレは後者を取った。それだけのこと。前者を選べば成長できたかもしれないのにね。もったいないのはどっちだよ。


結果として正しいと認められればありがたいことだし、認められなくても、いやそれ以前に何をいってるのかわからなくて、
「・・・などと意味不明の供述をしており」
なんて扱いが大半の正直な反応だと思うけど(苦笑)、それはそれでしかたない。とにかく語り合ってみないことには。


正しいファンの皆様とはどこまでいっても話がかみ合わないけれど、こんなヲレでも、正しい道を歩む女のコたち、それを応援する人々の味方はできる。
ひとまずはその幸せを噛みしめていようと思う。

*1:そもそも最初の嫁が清水香織、今の嫁が榎本加奈子って時点でこっち寄りという説もあり。

*2:つーか、ヲレが小学生の頃はある時期までボンボンなかったよ。