約束の地へ

初めなのだからまずは「我いかにして舞美推しになりしか」を語るというベタなところから。


ZYX時代から「この子が一番整った顔立ちをしている」という印象はあったが、それ以上の感情はなく、どちらかというと誰よりも小さな体で奮闘する清水佐紀を微笑ましく眺めるという楽しみ方をしていた。


やっぱスポフェスでしょ。一躍主役の座に躍り出た2004年、1500mこそ敗れたものの「いちおう100m走」では5mのハンデをものともせず完勝した2006年。現在に至る「矢島舞美=スポーツ」のイメージはこれらによって確立された(今は某掲示板のとあるスレのおかげで違うイメージもついてるが 笑)。
紺野ヲタであった僕は2004年こそ「なんてことしてくれる」と思ったが、2006年にはもうスポフェスを見る目的は舞美になっていた。短距離でどんな強さを見せてくれるか、長距離ではどちらが勝つのか。それを見ることが、メインイベントのフットサルよりも楽しみだった。


それでもまだ℃-uteにはそれほど傾いていなかった。というか、自分の娘であってもおかしくない年頃の女の子で構成されたユニットに対して真剣になるということに若干の気後れを感じていた。今思えばなんとつまらない見栄を張っていたことよ。


試しに申し込んでみたアルバム発売イベントを1/1で当て、「ついに℃-uteと握手する時が来たか」と覚悟を決めたところに、あの<めぐめぐインフェルノ>。


冷え切った心のままで出かけた品川で、それを満面の笑みと力強い握手で暖めてくれた女の子がいた。


いつの間にか心の中にいた女の子。でも気づかなかった女の子。
ようやく僕は矢島舞美に出会えたのだと思う。
まるで約束の地に導かれるように。


はじめまして舞美さん。僕はあなたが好きです。