俺たちのアイドルール
最近<スマイレージ単独名義じゃないけどスマイレージまたはその構成メンバーが関わっているんだよ>シリーズの曲が素晴らしいと思うの。アルバムはどんな感じに仕上がるんでしょうね。キューティービジュアルとぶつかってるから聴けないけど。つーかキューティービジュアルも、超占イトの方を優先するんでいつ入手できるかわからんのよね。その超占イトもNeowingに発注するかどうか思案中。金額的にはセブンネットの方が安いけど、Neoなら支払いは1月だし、ポインヨが若干使えるのよね。
「現状ではソロで業界を渡っていくには厳しいだろうけれど、どこかに何か光るものを持っている。そういう人材を集める」
確かモーニング娘。というかハロプロにはそういう基本姿勢があったように思います。だからこそ個々のグローイングストーリー*1のゴールが「卒業して独り立ち」なわけで。
これって、ものすごく正確にアイドル稼業の核心をとらえているんじゃないかと感じるんですよね。単勝を1点でズバッと仕留めちゃうくらいの見切り。
たとえば音程がまるで取れなかったりリズム感がイマイチだったりであったとしても、自己プロデュース力に秀でているとか、アタマの回転がよくてトークをガンガン回していけるとか。いつも元気、でもいいし、目の輝き、口角の上がり具合なんてのでも(たぶん)かまわない。と思う。
誰でもどこかに何か一つは魅力がある。
それはあなたも例外ではない。
だから、あなたはそこにいてもいい。私(たち)と同じように。
そんなメッセージを、その場にいるだけで発しちゃうのがアイドル従事者という存在であって、生きづらさに耐える日々を送る人々に希望と安らぎを与える、受け手によってはそれを「許し」と捉えることすら可能で、それだけで生きられるものでもあるわけですよ。
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管理側のリスクヘッジという事情を越えてユニットが流行するのもよくわかる話。許されてステージやメディアに現れる人数が複数あればメッセージはより強く伝わるだろうし、受け手はそのまとまりの中に己を仮託しやすいでしょう。もしかしたら人数が多ければ多いほど望ましくて、・・・そういうことで2009年の℃-uteに感じられたかもしれない「下がり目」感の正体が見えてくるかもしれない。受け手が自分の心の持っていく先を見失ったというか、不幸な偶然が重なって「許し」と正反対のものを感じてしまったんじゃないかな。
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そんなわけでですね、
「ハロプロは歌もダンスも(同業のヨソ様よりは)できる。だから素晴らしい」
という持ち上げ方にも決して小さくない違和感があるのよね。そこばっかりアピールしたらこぼれるものがあるぞ、と。
それらもまた魅力の一つでしかない。一つか二つしかない魅力や特色なんて、ないのと大差ないじゃんよ。
むしろ、
「どこに魅力があるのかわからないけどたまらなく魅力的」
なものなんじゃないでしょうか。
少なくともヲレはそう思うよ。わかりやすく伝えるというか、接触してもらうための鍵を提供するつもりで「歌が」「ダンスが」「性格が」・・・とかいってるだけでね。
(オ゚Д゚)<んなもん言葉で説明できるかヴォケ
(オ゚Д゚)<見ろ! 聴け! そして感じろ!
(オ゚Д゚)<何も感じなかったとしても、それは相性というか
(オ゚Д゚)<そのコやユニット、あるいはジャンルそのものがユーに「向いてない」ってだけの話
というのがもっとも誠実な回答じゃないかと思うことだってある。
アイドル従事者が存在そのもので発するメッセージというのは、どこまでもポジティブな人間賛歌、人間肯定のメッセージ。これは時代や売り出し方のコンセプトに関わらず共通していると思う。それだけ生きづらい人がどの時代にもいるんだよね。
あとは、それぞれに違う方法論が自分に合っているかどうか。
通り一遍でないコミュニケーションがとれることを「許し」と捉える人がいてもいい。頻繁にイベントがあって、なおかつ参加のハードルが低いことに価値を見出してもいい。毎日のようにメディアを賑わせて、次から次へと新しい情報がもたらされ飽きがこないのも楽しい。
みんなそこにいていいんだ。
そうやって考えていくと、天下統一を目指し、権謀術数を巡らせ、同業者を蹴落としたり手を組んだりドロドロやっていく・・・なんて殺伐とした世の中を思わせる戦国なんちゃらって惹句は、アイドル稼業の何たるかをまるでわかっちゃいない広告業界あたりがひねり出して、できるだけ文字数を少なくしたいメディアが何も考えずに乗っかった薄っぺらいものとか感じられないよなー。男のロマン(笑)は刺激されるけど、騙されたくはないね。
そういうものに騙されてるのかそれとはまた別の事情なのか、受け手に「許し」を与えるアイドルちゃんを肝心の受け手自身がいかに「許さない」か、という方向に受け手界隈の一部が傾いているように見受けられるのも残念な話だ。
たとえばアイドルちゃんたちが「観客とはどうあるべきか」なんて話を始めたら*2、大抵の連中はNGだろうさ。音に聞こえたうちらGEM−T一派だって、
(o▼v▼)<なんかうざいTシャツの人たちいるよねー
(o▼v▼)<まじありえないっしょ
くらいに一刀両断されてるかもしれない。年頃のお嬢さんたちの感性などおっさんにわかるはずもないからね。
そういうことを(表立っては)いわないでくれているという「許し」、優しさを無視して「アイドルかくあるべし」なんて話をする気は、ヲレにはないね。
大事なのは「かくあるべし」じゃなくてそこにある現実でしょうよ。
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ただ、『THE END OF EVANGELION』ラストシーンのように、「(お前のその肥大した自意識が)気持ち悪い(。それじゃ人には好かれないよ)」と言ってあげる優しさ(←あくまでもヲレの解釈ね)、というものも一方にはある。
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せっかく世の中のメインストリームから外れたところで細々とやれているのだから、芸の評価や好き嫌いはひとまず「それはそれ」としておいて、もっとオープンでオールオッケーなゆる〜いゆる〜い気分でやってもよろしいんじゃないでしょうか。あくまで自分の価値観に反しない範囲で・・・という注意書きは必要ですが。
対象が外であれ内であれ、安直な比較論や無駄な対立、一方的な脳内理想像の強要なんてのはアイドル世界にそぐわないとヲレは思う。
アイドルールはヲレたちの間にこそなきゃいけないものじゃないのかな。
アイドルールは厳しいルール
ゆめゆめお忘れめさるな、諸君。
とはいえ、一つ気をつけなきゃいけないことがある。
彼女たちからもたらされる「許し」はかりそめのものでしかなくて、本当に自分を許し受け入れてくれる存在はリアルな日々の生活で探し、見つけなければならないということ。もっと早く気づいてたらヲレの人生も少しは違ったものになったかもね(泣)。
从・ゥ・从<とかなんとかいったりなんかしちゃったりなんかしちゃったりして
从・ゥ・从<リア充だの嫁推しだのけっこう羨ましいんじゃないのこのこのー
なんで急に広川太一郎さんになってるんだよ。
うーむ・・・選択しなかった人生を羨む権利も資格もござんせんが、本能からくる羨望はいたしかたないやね。