オトナ

「大人に近づくための説得力のある歌」
℃-uteの今年のテーマ。
隠された意味があるかもしれないことに仕事中気づきました(真面目にやれよ)。


後段は措いておくとして、
「大人に近づくため」
いい換えるなら、大人になる準備をするため、ではないでしょうか。
そして、大人になる準備をするということは、大人になる予定が自分たちにはある、ということかもしれない。


私たちは、大人になる。
当たり前といえば当たり前の話ですが、「キッズ」「エッグ」という名称からして「未成熟」の意味合いを持つカテゴリーから誕生したユニットが「大人の自分」を予定しているというのは感慨深いです。


そして、これは宣言であり、もしかしたら挑発でもあるかもしれないという妄想が膨らむわけです。


从・ゥ・从<私たちは大人になる
从・ゥ・从<歳をとれば「大人」と呼ばれるようにはなるけれど
从・ゥ・从<そうでなく私たちからすすんで「大人」を目指す
从・ゥ・从<君はどうする君はどうするか君は
从・ゥ・从<・・・じゃなかった
从・ゥ・从<どうする? どうする? どうする? 君ならどうする?
从・ゥ・从<・・・でもないや
从・ゥ・从<皆さんはその時どうされますか?



成長し世慣れして、大人びていくことを「劣化」と呼んで離れるもよし、「まだ劣化してない」「しばらく劣化しない」ものを求めてもっと若い年齢層に目を向けるもよし。三次元にこだわらず新しい世界を開拓するのも悪くないかもしれません。共感はできないかもしれませんが、一つの見識として認めるべきものだと思います。
それはそれでよい。
でも。
もし、そんな℃-uteにとことん付き合う気持ちがあるならば。
大人になっていく℃-uteをがっしりと受け止め、できることなら彼女たちより先に「大人」というやつになっておいて、
「おぅ待ってたよ。先にシャワー浴びといで」
くらいのジョークは余裕でぶっかませるようになっていたいよなぁ、俺。


そうなっておかないと℃-uteに置いていかれる。そんな恐怖があります。
アイドルとファンとの関係の終わりというのは往々にしてどちらかがどちらかを捨てることになることが多くあるわけですが、℃-uteと僕らの関係でそれはナシにしたい。
ここまで優しくあたたかな関係を作り出す(作り直す)ことができているのだから、終わりが来るのであれば双方にとってハッピーエンドでありたい。ものすごく難しい話ですけど。


僕らが捨てられるだけならいいんですが。
自分たちが成長しているのに、観客が成長していないことを感じ取られてしまったら。そんな観客の前で歌うことを迫られ続けるとしたら。
熱意を失うかもしれない。歌うことが、ステージに立つことが苦痛になるかもしれない。心からの笑顔が出なくなるかもしれない。
それがもっとも恐れるべきことかも。そうなっていいことは何もない。
それだけは避けないと。僕らが足を引っ張ることは、二度とあってはならない。


できるだけ早く「大人」になりたい。だって、女のコは知らないうちに大人になるから。
そして大人同士の割り切った関係優しい世界を広げていきたい。


僕は℃-uteが好きで、「いつまでもすぐそばであなた(たち)を見ていたい」から。