俺たちのリーダー

greatmaimi2007-08-26

後出しジャンケンになりますが、感謝祭が始まるまでこんな妄想を繰り返して楽しんでました。


(俺)<矢島さん、勝ちたい?
从・ゥ・从<勝ちたい!
(俺)<じゃ、勝ちますか・・・舞美がそう言うならな。


逆転劇を想定していたことに今さら気がつきまして、自分でも驚いています。
とはいえあの大逆転はそんな妄想が原因でも僕が昼にカツカレーを食ったからでもなく、運をつかみ流れを変えたのは舞美なのだ、そのあきらめることを知らない心だったのだと、本心で思います。
恐らく、あの体育館の中でもっとも徹底的に、ただひたすら、広がる得点差を無視して、とにかく「勝つ」ことだけを目指していた人の一人だと思います。
从・ゥ・从<全力だ! 全力出せば勝つんだ!
それが応援合戦でのあの煽りにつながったんじゃないかと。さすがTシャツのデザインに「全力投球」って文字を入れちゃう人は違う(笑)。


ものすごくシンプルな目標をまっすぐ見つめて、全力を尽くす。根本的にそういう人なんだと思います。
これが簡単なようで、やってみると僕にはなかなかできない。先を勝手に予想して「こりゃダメだ」とあきらめてしまう。特に僕の場合はどうもダメになるのを期待しているかのような気持ちや行動になってしまうことがよくあって、物事がうまく進んでいるとかえって不安になる。恐らく大部分の人には信じられない話でしょうけど、一所懸命やってるつもりでも自然にミスする方へ傾いた仕事をしたり採用されないような面接の受け方をしたりしてしまうことすら珍しくなく、おかげでいつまで経っても一人前の大人らしいことができずにいます。
まぁこれは僕自身の好ましくない特性の話ですが、先を読んで行動するというのは多くの人が自然に行っていることだと思います。ネガティブな結果が予想できたら自分の受ける傷を少なくしようと考えて行動するのも自然だし。「ああこりゃ負けるかもな。もう勝負にはこだわらないで萌えポイントを発見して楽しもうか」と考えた北スタンドの観客は決して少なくなかったんじゃないでしょうかね。
それでも、少なくとも一人は、勝負にこだわる人がいたわけですよ。


驚くべきは、一度見定めた目標を白黒ハッキリつくまで追い続けるところ。決してブレないし、自分から勝負を捨てることをしない。不安になることくらいはあるのかもしれないけれど、それを表に出さない。
リーダーとして弱いところは見せられないというのもあるのでしょうが、それより「負けること自体より負けを認めることが我慢できない」みたいな雰囲気。これぞまさしく負けず嫌いというやつで、結果的にそれが僕らにも、たぶんメンバーにも頼もしいリーダー像と映るわけで、舞美をリーダーに指名した人の慧眼には舌を巻く思いです。
打たれ強いというか打たれた事実をそれほど気にしない(笑)。正しい答えを出すために、たとえ正解に至らなくても途中の長ったらしい式を書いていける。大きな目標と目の前のやるべきことをリンクさせて集中できるという、これまた僕には難しいことをできるのが我らが矢島舞美であります。
だからこそ、繊細すぎて感情の起伏が激しく、途中の式を書いてる間に混乱する危険のある梅さんでも、優れた感覚を持つがゆえに「式とかめんどくさい」と独走しがちでそのくせ意外に打たれ弱い(人じゃなかったかなーと感じているのですが)めぐでもなく、舞美がリーダーになった。僕はそう思っています。
といっても単なる鈍感な人というわけでもなく、たとえば感謝祭でもリードされて沈みがちになったスタンドの空気を察していた雰囲気はありましたし、キューティーパーティーでも梅さんをノせるためにフォローしたりして、気配りもできる人であります。たまに空気読み間違うところもありますが(笑)、ネガティブな空気が苦手なんでしょうね。
从・ゥ・从<同じことなら楽しくやろうよ!
みたいな。それが自然にメンバーや僕らに伝わって「℃-uteって楽しいなぁ」としみじみ感動しちゃうくらいの楽しみの輪(和)ができる。


あくまでも想像ですけど、ずっとそうやってきたんだと思います。℃-ute℃-uteになる前からかもしれませんし、もしかしたらオーディションを受ける前からそもそもそういう女の子だったのかもしれません。そんな気がするくらい染みついている感じがします。
デビューできるのか、ユニットを組むのかソロ活動をやっていくのかもはっきりしないまま単発の仕事に黙々と取り組んでいた時代にも、デビューするんだ、日本中の人に知ってもらうんだという思いを胸に日々のレッスンや時々入る仕事に全力投球していたのでしょう。
そうやってきたから今がある。だから自分(たち)を信じられるし、また全力で取り組める。その幸せなスパイラルの繰り返しが原動力になっているのでしょう。
从・ゥ・从<全力出すって楽しいじゃん!
感謝祭で教わりました。


強いなぁ、と思います。感心や感嘆、感動なんてものを通り越して疑問にさえ感じるくらい。三十代も四分の三が終わったおっさんのいうことでもないでしょうが、憧れます。
今からでもなれるものなら、僕は矢島舞美のような人間になりたい。


僕らは℃-uteの後を追いかけるのだから、℃-uteのリーダーは僕らの先頭に立つ人でもあるわけで、それが舞美であることは幸せなことだと思います。