横浜おっさんStyle
昨日の話な。
何せ図体が図体なので、普段からあたためているアイディアを全部実行するには、ホールだと絶対的にスペースが足りないのよ。横は経済力しだいでどうにかなるかもしれないけれど、縦はいかんともしがたい。前後のスペースって思いのほか使う局面ってあるのよね。
そういう心配のないスタンディングって大好きなんですよ。そういう心配のあるスタンディングは状況しだい。
とにかく、いつもにも増してはっちゃけることができたという稀有な体験でした。あと『Midnight Temptation』があればよりベターだったけど、あれは℃フェス山野でやり切ったからここでなくても大丈夫、問題ない。運命スイッチとまではいきませんでしたが、魅惑スイッチくらいは入りましたぜ。
でも『赤鼻のトナカイ』はもっとやりようがあったかな。まさかやってこないとは思うけど、キューランであったらリベンジしたい。変えてくるとしたら・・・これまで『きよしこの夜』と『ジングルベル・ロック』はやったから、このへんから予想が難しくなる。ちなみに愛知のセットリストはまだ見てません。
ステージ
↑
↓
俺
という縦ベクトルだけでなく、
客←→俺←→客
という横ベクトルでの共有。ヲレのいたスペースにはそれがあった。X軸だけでなくY軸でも、また別の方向とも。
とてもいい場の空気。
別にヲレ・けいわいさん・kenkenさんの「らんTRIOトリオ」*1が揃ったからというわけでもないだろうけど、何かこう、音楽と一体になる喜びを知ってる奴らがあの一角には多かったんじゃないかな。
メロンライブのように最前区画で揉まれる楽しさを堪能するのもいいけど、後ろのああいう場所で場の空気を感じ、読み、時には積極的アプローチを試みたり、そういうのも悪くない。前で頑張れる歳でもなくなりつつあるしな。
縦ベクトルとは違う快感。この楽しさに誤爆はない。
「もはや俺がランドマークホール」くらいまで場と一体化する悦楽を知ってしまったヲレは、知らなかった自分にはもう戻れない。前の方でひたすら縦ベクトルを追求したり、たかだか数人の知り合いなんてミニマムな単位のお楽しみだけでは満足できないカラダになってしまったかもしれない。どうしてくれるのよもう。
場における情や「ノリ」の流れ。これを感じ、文字通り「空気を読む」楽しさ、逆にあえて読まない楽しさ*2。これらがあれば、しばらくは前にいかなくても楽しめそうだ。
時代は後ろ、かもしれない。ますます「○席、○番なし」に近づいているんじゃないかなぁ。
そこに、確かに音楽がある。だから物理的距離が遠くても満足できる。のだと思うのよヲレはね。
皆さんほど人間的に成熟していないヲレの場合、直接的な生の人間関係には慣れてないから、何か共通項のワンクッションがあると気が楽なのだ。それが音楽であるとなかなかに気持ちいい。
プラスの情動の共有、たまらないね。
後ろで楽しく援護射撃、充実感という勝利を胸に気分よくおうちへ帰る。これぞまさしく・・・
州´・ v ・)<WINっす後楽援
おあとがよろしいようで。