段差スペシャル「超見やすイト!」

座間は列ごとの段差が比較的大きくて見やすい会場だよね。
というわけで恒例の壮絶ネタバレシリーズでございます。



















あらためてセットリストを眺めててようやく気がついた。


ソロコーナーないんだね。


ソロとして録音された歌を5人で歌う、という局面がいくつかあったから気づくのが遅れたのかもしれない。まぁそのあるなしでどうこうってものじゃないけどさ。


単純に考えて、個の力を見せたショッキングLIVEの次にやるものだから、今度はグループの力を見せようと。それなりにくたびれてるから今日のところはそういう解釈でいいや(笑)。


そのグループ力*1をまざまざと見せつけたのは、もしかしたら『SHOCK!』だったかもしれないと思うのさヲレはよ。


流れの中で出てきたときの違和感のなさ。そして「これがあの『SHOCK!』なの?」と仰天した全員の魅力的な歌唱。
だいたい去年の12月あたり以降の日記を読んでいただけた皆さんは、僕がどれだけあの歌に馴染めずにいたかをよくご存知と思われ。そして少なからず不愉快な思いもさせたと思う。間違ったことをしたとは思っていないけど、不愉快にさせていたなら謝る。
今日の『SHOCK!』を見て聴いた後という今の時点から振り返って考えるに、あの拒絶反応は、それこそ揶揄する言葉として使われた、
鈴木愛理withチャー隊の皆さん」
という形、明らかに愛理に従えられていた、従えられてしまう。如何に素晴らしい歌い手であるにせよ「鈴木愛理ひとりに負ける℃-ute」ってのは無残だ、それは受け入れがたい・・・という気持ちもあったのかもしれない、ということもいえる。


今日の『SHOCK!』は、℃-ute鈴木愛理を呑み込んだ。
愛理の力が落ちたわけでも手を抜いたわけでもない、℃-uteが大きくなったんだ。
輝いていたなぁ、今日の『SHOCK!』は。感動したもの。
これがより完成形に近いもの、なのかもしれない。


無残とまで思わせたものと同じ楽曲で、
从・ゥ・从ノソ*^ o゚)州´・ v ・)リ ・一・リ(o・v・)<どうだ!!!!!
とより印象的な形で成長を見せつける。たとえ無責任な観客ひとりが相手でも、「愚作」*2とこき下ろされたままでは終わらない。このあらゆる方向への誠実さの素晴らしいことよ。


ああ、

℃-uteは俺に聴かせるために歌い、

俺に見せるために踊っているんだね。


くらいのことはいいたくもなるし、するってぇとヲレは℃-uteの歌を聴きダンスを見るために生きるのがフェアな関係ってとこか? なんてことも頭に浮かんでくるってもんだ。



グループ力の発露、といえば不詳ナカジマ・・・違う、股関節を負傷してダンスできず座ったままで歌うなっきぃを全員でフォローする姿もあった。いい光景。
そしてメドレーの1曲として『GET UP! ラッパー』を歌うのだから、どうしたってあのMステを思い出すよね。せっかくだから7AIR11WATERと一緒にどぞ。

もっとも下手寄り、という座り位置まで同じ。ただこれは違う事情もあるのだけどね。たとえばハケやすさとか、演出上のセオリーとか*3


確かに不運な出来事だし、本人としては泣きたいくらい悔しい、告知で詰まって泣いてた頃のナカジマサキさんなら心が折れてたかもしれないくらいのことだけど、そこで「上半身は元気だぜ!」とツッパれる強さがあったから、こちらとしては偶然の一致をキッカケにちょいと胸を熱くもしちゃったのさ。腹の肉が厚いのは関係ないぞ。


℃-uteは強くなりました。


帰りの新百合ヶ丘ジョナサン居酒屋メニューチーム(笑)でちょっと出た話なのだけど。
℃-uteは、失敗すると絵にならない。シャレにもならない。
時に「ストイック」と評されることがあるのは、そういう空気を常にまとっているせいなのかもしれないな。
その空気の中で己に負けず、失敗を失敗で終わらせない、同じ失敗を二度やらない。そういう気持ちで生き抜いてきた強さ、なのかなぁ。



ファンタジーが見えない時代のファンタジー
ただ夢の世界を現出させるだけじゃない。
夢を阻む現実に抗する力になる夢。


从・ゥ・从<夢見た通りにはなかなかいかないね
ノソ*^ o゚)<現実ってやつは厳しくて理不尽なものさ
州´・ v ・)<うちらもそれなりに傷を負った
リ ・一・リ<だけどうちらはその現実の中で生きていく
(o・v・)<だって夢があるからな
从・ゥ・从ノソ*^ o゚)州´・ v ・)リ ・一・リ(o・v・)<だからお前らも生きようぜ!


そういうファンタジー


よし、寝よう。

*1:ヲレの書く文章だから当然「ぐるーぷちから」と読むのだ、わははのは。

*2:この評価は撤回します。

*3:聞いた話だけど、立場の弱い者を下手側に置くと観客に違和感を与えないらしいよ。