今日の『らん』
今日はネタ的な感じで。まぁ例によって例のごとくでお願いします。
設定が気になってしかたない人や細部まで筋が通ってないと物語を楽しめない人には、舞台となる世界が「時代はいつなの?」「フォーメーションとか平気で横文字入ってるってどういうことよ」等々戸惑いがあった様子。僕なんかこういう時は、
(オ゚Д゚)<パラレルワールド!
と魔法の呪文を唱えるとまったく気にならなくなりますけどね。
いや、呪文すら必要ない。なぜなら僕は『風雲ライオン丸』を知ってるからだ。
戦国時代の日本(らしい)に幌馬車、さらにロケットで空を飛ぶ。敵の兵器も妙に近代的だし、そもそもキャラクターの名前からしてライオン丸、タイガージョー、ブラックジャガーにマントルゴッド。真面目に追求したら・・・いや、さすがにここまで来たら誰もそんな気は起こさないだろう(苦笑)。
そして面白いことに、風雲も最後がダークなんですよね。一応敵は滅ぼすんですが、世の中何も変わってませんけど何か、的な無常感、さらには敵を滅ぼしたことで逆に生きる目的を見失ったかのような主人公。
広い意味でSF、なのかもしれない。僕らの周りにあるものを激しい痛みとともに伝えるには「どこにもない世界のどこだかわからない場所」を作るしかなくて、またそうすることで普遍性がより高まる、みたいな。
深い。