しばらくノーコメントのお知らせ


今のところ、僕がこの歌について何かを書くということはそのままネガティブキャンペーンになりかねず、それは僕の意図するところではないため、このエントリをアップした後は、CDが発売され、20回くらい聴いて身体に入れてしまうまでしばらくの間『SHOCK!』について語ることは控えようと思います。PVもまだ見てないですごめんなさい。
とはいえ、なっきぃSTARSや舞美ラジオで繰り返し聴くうちに、早くも今までとは違う聴こえ方をしてきました。これ、メロディとアレンジは割と嫌いじゃないかも。


その分歌詞はやっぱりいただけないけれど(苦笑)。


「もうそろそろいい加減に吹っ切らなければ」と言いつつ延々と“これまでのあらすじ”を説明するという未練がましさ、全然吹っ切れてない様子を露呈。この時点でノれないものを感じるわけですが、こんなのは序の口。
元カノと二股かけられて捨てられたのに相手を責めることもせず「大人になるための儀式なの?」とまるで“運命”や“通過儀礼”であるかのように受け止め、その果てに「綺麗になってやるわ 後悔しなさい」って(呆)。
ヲレもこういうオンナに出会いたいわ。こんな仕打ちを受けても怒るでもなく己の成長の糧(笑)にするなんて、男にとってはものすごく「都合のいいオンナ」だもの。まったく魅力的に思えない人格なんで愛することはないだろうけど、遊びなら最高。後腐れないよね。


女性の方にお伺いしたいのですが・・・といいつつ、じゅりっちさんの他にうちの日記を読んでくださってる女性の方ってのは存じ上げないのですが・・・こういう風に失恋に際して「綺麗に(もっといいオンナに)なって見返してやる」的な決意を固める女性って流行歌にそこそこの頻度で登場してくるイメージがあるのですが、果たして実際に存在するのでしょうか。いるとしてもオトコの僕らが思っているよりかなり少ないんじゃないか、そんな気がします。
絵に描いたような「男にとって都合のいい女性」像、しかもかなり薄っぺらいやつをただポンと置いただけに感じられます。デキの悪い漫画みたいで、とても人間の心の動きとは思えないんですね。


僕が℃-uteに歌ってほしいのはこんな歌、こんな人間像じゃないんですよ。


ならばどういうのを望むのか、を書かないといけないかな。
一つの例として、「綺麗」というキーワードつながりでこういうのですかね。

カリスマ・綺麗 メロン記念日 歌詞情報 - goo 音楽(作詞・コモリタミノル

ここに登場する女性が「綺麗になりたい」というのは、自分を捨てた男を見返したいなんて後ろ向きでドロドロした感情ではなく、
「世界中虜にする」
ため。どうよこの徹底的な前向き加減。やっぱりポプコンでグランプリ取るような人の書くものはひと味違うよね。
こういう前向きな人間像を歌い続けることこそ、「涙など似合わない」と歌いながらメジャーシーンに飛び出してきた女のコたちにふさわしいものではないでしょうか。それができない、それをさせないのなら、いっそ肉エロのカバーでもやってもらった方がネタとして楽しめるってものですよ。


もうひとつ「いただけないなー」というのがありまして。


たとえば雑誌等のインタビューで「新曲『SHOCK!』ってどんな歌?」と訊かれた場合、こんな風に答えると予想できるわけですよ。
从・ゥ・从<元カノと二股かけられてフラレちゃった女の子が主人公なんですけど
从・ゥ・从<悲しい気持ちを吹っ切って、綺麗になって後悔させてやる! って決心する歌です
うん、完璧すぎる回答だね。
だって、この歌それしかないんだもの。


「吹っ切らなければ」に始まって「綺麗になってやるわ」で終わる。
それだけなんですよこの歌詞。結論から始まって結論で終わってるから、それ以上まったく広がらない。
たとえばこれが夜中に友人から送られてきたメールだったらどうでしょう。こんな風に一人で盛り上がって勝手に結論出して終わってるものを送ってこられても、返答に困るんじゃないでしょうか。もしもメールじゃなくて電話だったら、「それってわざわざ電話してくるほどのことか!?」と内心キレぎみになっても同情できる。つーかヲレだったら半分以上キレる。いつも一人だけ楽しんでるブログをやってるからこういうことには敏感なのだ(爆)。


たとえばの話、捨てられて落ち込んでいた友人から「そろそろ吹っ切らないとね」とメールをもらった、泣いたり喚いたり大変だったけどやっと前向きになれたようだ・・・なんてところから始めていれば、まぁそれこそありがちでベタベタな世界になっちゃいますけど、女同士の友情モノにもできるし、あるいは女同士の友情モノだと思わせておいて最後に「僕の気持ちにもそろそろ気づいてよ」なんて方向にも持っていけたはず。実にもったいない。


とにかく、驚くほど何もない。筋書きとセリフだけがあって、ドラマもないし情景をイメージすることもできない。魅力的な人間像もない。このどれかがある歌詞ってのが僕の好みなわけで、まったく逆なわけだからなかなか許容できないなぁ。


別れの悲しみを題材にした歌には良いものもいっぱいある。ちあきなおみの『夜間飛行』って歌はかなり好きなんですが、これだって悲しみを胸に異国へ飛び立っていく歌だ。

別に異国へ行かなくてもいいんだけど、何かをしてほしいよね。「吹っ切らなければ」とか「綺麗になってやるわ」とか、言葉にするだけで動いてないんだ。そういう不満ってのもないわけじゃないね。






しかーし!
我輩はついに、すべてを逆転しこの煮ても焼いても食えない歌詞のすべてを受け入れる画期的なアイディアを発見したのだっっっっ!!!!!!!!


−−−−−−−−−− つづく −−−−−−−−−−−


















−−−−−−−−−− 再開 −−−−−−−−−−−






この歌詞を書いたのは、実はつんく氏ではないのではないだろうか。


だってさ、あの兄ちゃん(僕は彼より1歳年下なのでこう書いてもいいのだ、たぶん)今までどんだけの歌詞を書いてきたと思うのよ。数えたことも数える気もないから正確な数は知らないけど、とにかくたくさん書いてきた。
それだけの経験があれば、いい加減にやってもどうにかこうにかうまく書けちゃうものだと思うのよ。こういう「素人が試しに書いてみました」みたいなのはやろうと思ってもできないはず。プロフェッショナルのテクニックが身につくってそういうものじゃないかなぁ。


というわけで、たとえ彼が「いやマジで俺が書いたんやて」と目の前でハッキリ口にし何らかの証拠まで提示したとしても、僕の中では「つんく氏は『SHOCK!』の歌詞を書いてない」ということに決定しました。ええもちろん捏造ですが何か。
これなら、もしかしたら彼の信者かもしれない僕のプライドも保てるというものだ(笑)。


じゃあ誰が書いたのか。
というか、どうせ捏造するのだから、誰が書いたことにしたら受け入れられ、誰が書いたものなら楽しめるか、ということを考えたい。









℃-uteメンバー、あるいは元メンバー、縁のある人物だったとしたらどうだろう。がぜん高まってきませんか?


もっと具体的に、個人名が出せるところまで追い込んでみよう。
現メンバーではないかもしれないなー。それなら大々的に謳っていいはず。
「モデルの勉強の合間に書いてみました」ってのも悪くないけど、円満卒業した人なら名前を出しても問題はないんじゃないかと。


よく文章指南などで「書くためには、まず人の書いたものを多く読みなさい」なんてことを目や耳にすることがあると思います。
書くために読む、書くには読む、書く人は読む人、・・・という具合に例によって例のごとく強引に読み替えていく。すると・・・。
ええいまだるっこしい。ぶっちゃけ犯人は君だね、テンション下げ子
ノk|▼−▼)<あたいのヘタクソな詞であーたたちのテンション下げてやるかんな!
ノk|▼−▼)<ぐるぐるどーん!
みたいな。いや自分でヘタクソってわかるんなら自重しようよ。


今のところはこんな感じで楽しんでおります(苦笑)。