ジャケ写

ナタリーで大きいのが見られますね。
【初回盤】

【通常盤】



なんでこんな暗い雰囲気のジャケット作っちゃったんだろ。初めは「梅さん一人いないだけでここまで華がなくなるか」とビックリしたんですが、アー写はそんなことないので、これはジャケ写を作った人とOKを出した人の責任だと思います。
曲に合わせたハードな雰囲気を出したかったんだろうなー、という想像は容易にできる(ということはそれだけ安直な発想で作られてる)のですが、ただでさえ梅さんが卒業して華やかさと柔らかな雰囲気が不足しがちだっていうのに、そこへもってきてこれだもんなぁ。ここまで寒々しいというか、見てて心が沸き立たない、というよりできれば見たくないくらいのジャケットをよくも作ってくれた、というのが率直な感想です。
あとね、同じ日に撮影のスケジュールをとってることと思いますが、それならわざわざ合成なんぞやる必要があるんでしょうか。
℃-uteは○人」という表現は色々ありますが、観点を変えればいつだって「℃-uteは一つ」なのだから、そこを出してほしいわけですよ。新たな℃-uteの門出の曲のジャケ写でそれをやらないで、いつやろうっていうんでしょ。


曲だって007とかダーティペアとか決して褒められたものじゃないし、まるでモーニング娘。さんのような「ダンサブル演歌」で℃-uteが歌う必然性を感じない。歌詞に至っては何がいけないのか、ネタにしようにも一向に耳に入ってこない*1・・・なんだかまるでいいとこなしのシングルだ(汗)。大人たちよ少しは℃-uteを見習ってくれ、という気持ち。『生きようぜ!』はまだいくらかどうにかなってる感じあるけど、なってない部分もある(苦笑)。


買わないのかといったら、いつものように7枚予約済みで流すつもりはないわけですけどね。今度は早めにイベントの応募するつもりだし(苦笑)。だいいち、買わなかったらいつもの20回リピートとかできないもんね。こういうネガティブな印象から入った曲をどうやって自分の中に取り込むか、この作業が苦しくも楽しいんだよなぁ。



かつてあるアイドルのアルバムをプロデュースしたミュージシャンが、一枚作った後にそのアイドルのコンサートを見に行った時、曲なんか聴いてないかのように客が熱狂する姿に、
「俺たちは何を真面目に音楽作ってたんだろう、こんな奴らのためにと思って、ますますやる気が出た(笑)」
そうです。その後肩の力を抜いて遠慮なく趣味に走った次のアルバムは、一枚目とともに今も名盤として語り継がれています。
僕はこれが「ミュージシャンがアイドルに曲を提供する」姿勢、もっといえばある程度以上のクオリティを問われない仕事を請け負ったクリエイターの姿勢の一つの究極だと思います。どう考えてもそのコンサートの客席にヲレもいた、という事情はあまり関係がないです。
かつて某大手事務所のえらい人が「何か鳴ってりゃいい」と言い放ったという都市伝説があるように、どんな曲作ってもある程度売れるんですよ。そこで「じゃあ一丁面白いの作ろうぜ」「だったらやりたいことやるぜ」となるか「こんなもんでよかんべイズム」((c)椎名誠)で悪い意味でのルーティンワークに落としてしまうか。そりゃ方法論ってのは様々でしょうけど、やるんだったら前のめりになってほしいなぁ。そういう姿勢のクリエイターが作るものが歴史を変えてきたわけじゃないですか。ガンダムとかさ。


あなたたちはクリエイターなんです。少なくともクリエイターとしての仕事を受注したのであれば、そういう仕事をやってください。


いいたいことはほとんど出したんで、ここからは切り替えることにします。

*1:歌詞重視とかいってる割に「歌詞カードは見ない」という妙な習性があります(笑)。