スクランブルだ発信だ

八幡堂さんの記事を読んで色々と考えたのでつらつらと。的外れなこと書いてたらすいません。久しぶりにクソ長いです。携帯で見てる方すいません。


何度か書いてるようにうちの姉はかなり熱心なジャニヲタさんなわけです。
で、確か都会っ子の初動が出たあたりで、3位なのはいいとして関ジャニさんには「どこのマルゼンスキー?」くらいの大差をつけられたのが悔しかったので、ちょうどこちらへ顔を出した機会に聞いてみたのです。
「ねぇねぇ、ジャニーズってどうしてみんなあんなに売れるの?」
僕としては戦術とか戦略みたいな部分を聞いてみたかったのですが、
「やっぱりなんだかんだいってもメディア露出の多さじゃないかなぁ」
という、いやその先というか奥というか裏というかそういうのが知りたいんだけど、というお答えでした。
その時はやや不満が残ったんですけど、意外に核心を突いているのかなと。


マスメディアに出ていく。情報を発信する。活動を知ってもらう。
下手な鉄砲なんちゃらでもいいのかもしれません。どこで誰が存在を知って興味を持ってくれるかというのは100%受け手まかせなわけですから。
「落ち目の連中が悪あがきしてらぁ(pgr」でも、憶測とかソースが曖昧とかネットの受け売りとかで記事を作られるよりは、実際に本人たちが姿を出してマイクを持って声を出して伝えることができる状況であればそういうものが紙面や電波に乗る方がいいわけです。


もちろん、外に出ていくことで生じる問題もあります。あくまでも妄想ですが、今よりも売れていた時期に「ハヤリものに乗っかって一儲けしよう」と企む人たちと色々な軋轢があって、それでくたびれたから現在のようにライブとグッズを中心にグループ企業で利益を抱え込もうという形になったのかもしれません。
それはそれで理解も同情もしますが、その傾向を強めていったことで「ハロプロと絡んでも利益が少ないから」と敬遠されることもあるのでは、とも思うのですよ。その是非はともかくね。
必要以上に外からいじくり回されることからタレント(と事務所の利益)を守る、というのは間違ったことではないのです。
でも、向こうに商売をさせてあげればこちらの商売にもなるわけです。ものすごくいやらしい表現をしますが、「金になるものにはみんな優しくしてくれる」んです。
ただ世の中は「金を出すなら口も出す」人ばかりなのでそこは大変だと思いますが、あくまでもプロモーション活動に限定するならばあんまりうるさい人もいないんじゃないでしょうかね(それともいるのかな)。

ここからものすごく楽観的に話を進めていますが、そういうこともありえるよということで。
界隈で非常に評判がよかった先日のデイリースポーツ。きっと当日の売り上げも少しは上がったでしょう。未販売地域の人や買い逃した人からの注文も通常より多かったでしょう。タイガース優勝ほどではないにせよ。
あれは週変わり(?)連載企画だったわけですが、もしもすべてのスポーツ紙が一斉に取り上げてくれたらどれだけの宣伝効果があるでしょう。
どこか取り上げてくれないかな・・・じゃなく、出かけていくことも必要だと思います。いわゆる新聞社回りですね。ギャラは入らず(入るとしてもかなり安いと思う)経費は出ていくという面倒な仕事ですが、逆に考えれば広告費を払うことなく(でもないのかな)印刷代は向こう持ちで宣伝してくれるわけです。
で、「載ってるぞ!」という話が出ればみんな買うわけです。僕らなんて1ページのためにB.L.T.買っちゃうわけですから(苦笑)120〜130円なんて安いものです。
そうすると横のつながりで「今でもハロプロ扱うと売り上げが違う」という話が業界内で広まれば、あとは黙ってても向こうから話が来るし、偏執的なバッシング記事も出しづらくなる・・・んじゃないかなぁ。
電波媒体(特に映像のあるところ)は瞬間最高視聴率(といっても分単位ですが)があるので無駄にピリピリするかもしれませんが、紙媒体はどんな記事目当てで買おうと「部数」しか数字が出ない(プレゼント等のアンケートの集計は取りますが)ので入り込む隙はあります。特に新聞なんかほぼ毎日出さなければいけないので紙面作りには苦労しています。「埋め草」くらいになるものならそう邪険にはしないはず。第一埋め草というならほとんどすべての記事が斯界の大物に万が一のことがあれば吹っ飛ぶような記事なのです。


℃-uteBerryz工房に限った話でもないでしょう。モーニング娘。だってそれをやっていい。「メンバーの顔も名前もわからなくなった」という話も耳にするので、手分けして1社あたり1〜2人(多くても3人)で回るのもいいかもしれません。
ただ、もしも単なる宣伝以上の記事にしてもらおうというのならそれなりのエピソードを提供しなければならないわけで、まさかガキさんあたりが「いやー先輩が色々とアレだし初動はベリキューに抜かれるし大変なんすよ。国民的アイドルに憧れてたんですけどねぇ」とかグチるわけにもいかないでしょうから(それはそれで見てみたいw)、そういう点では日本人好みの「苦労話」を持っている℃-uteは強いなーと思います。今のモーニングさんだと異国で頑張るジュンジュンリンリンあたりがハマるかな。
特別なエピソードがなければ、たとえばベリキュー世代なら、ぶっちゃけ事実じゃなくても(ヲイ)「うちの父が○○(野球かサッカーが無難でしょうな)のファンで、最近チームの調子がいいからお小遣い上げてくれました」でいいと思います。諸刃の剣ですが。


Buono!年会の一次会でちょっと話したんですが、℃-uteが賞レースと紅白に出ることで「最近この子たちよく見るね」と思ってくれる人が出たら大成功なわけです。
すぐには覚えてもらえなくてもとりあえず出ていく。それは無駄ではないと思うわけです。


来年あたり「あちこち首を突っ込むハロプロうぜー」とか久しぶりに耳にしたいものです。