あくまでも邪推

℃-uteメキシコ公演は大盛況、大成功に終わったようで、各スポーツ紙が紙面を大きく割いて報じています。
日刊スポーツ
サンケイスポーツ(1)(2)(3)
スポーツニッポン(1)(2)
デイリースポーツ
スポーツ報知
中日スポーツ



はじめは浮かれました。何しろ仮面貴族ミル・マスカラスと一緒に写真に収まってるわけですから。マスカラスは昭和50年代にプロレスをテレビで見てた元チビっ子にとって、最大級のリビング・レジェンドなんです。
メディアのデスク、あるいはもうちょっと上の役職もそういう世代だろうし、それで記事の扱いが良かった、と考えるのはわかります。


でも、ちょっと待ってほしい。考えてほしい。


いくらマスカラス絡みの案件とはいえ、そうでもしないとスポーツ紙にカラーで大々的に扱うことは、たとえば結成10周年コンサートのような大舞台でもないと難しい。そんな程度の知名度、ネームヴァリューなのが℃-uteなのだ。そこは認めないといけない。
その程度のアイドルの、初めてというわけでもない海外公演の取材に、朝刊スポーツ紙6紙、東京スポーツ、いくつかのネットメディアがこぞってメキシコまで出かけるだろうか。


某テレビ局のアナウンサーがまだアイドルをやっていた頃、僕はメディア関係の末端の底辺にいたのだけど、そんなところにも「ドラマ『○○』××ロケ取材のお願い」なんてFAXが届いたものだ。
どういうものかというと、経費はテレビ局持ちで郊外や地方でのロケ取材に来て記事を作ってくれませんか、ということ。当然出演者への囲み取材なんてのもあって、遠方のものなら泊まりがけなんてのもあったと記憶している。
グラビアアイドルの海外ロケにもそういうのがあったような。取材の名目で海外旅行。そりゃあ張り切って記事作ろうってものだ。


同じことが今回なかったといい切れるだろうか。
というか、あったよね?
否定も肯定も、ともに材料に乏しい。記事も写真も同じ調子のものばかりだったので、代表取材で資料作って配布した、なんて可能性も考えられなくもないけど、それならそれで、よくもまぁ各紙が歩調を合わせてくれたもんだと。


スポーツ紙の芸能面というのは、報道のふりをした広告面である。僕もあるアイドルに関するイベントの告知をお願いし、掲載してもらったことがある。
各紙(とネット)同時一斉広告と考えると、どれだけの広報費用が使われたことか。
事務所案件かな、代理店案件かな。
いずれにせよ、今年の第三四半期における最重要イベントと位置づけられ、かなりの人とカネが動いたんじゃないかと思わせる。


果たして。
6・11以降「10周年」を盛り上げる動きが見られなかったこと。
シングルのリリース間隔が半年以上空くことになったこと。
℃-uteの日を大会場で行わなかった(行えなかった)こと。
これらと無関係と考えることができるだろうか。


そう思うとき、別にメキシコ行ったのが悪いとはいわないまでも、なんとなくスッキリしないものを感じるのも事実であって、このやるせないモヤモヤを誰かに告げようとしているわけでございます。それではおやすみなさい。