特典DVD〜モベキマスのキは奇跡のキ〜

こっちを先にやることにします。



せかっぴーソロアングルは、地味に寄ったり引いたりしているのでなかなか飽きずに見られます。といっても同じ曲を5回続けて、というよりオーイング5連発とか苦痛なので個人的に休憩が必須。
どうしても例の片足立ち片足つかみのフリに注意が向きますね。この安定感、下半身はもとより上半身もフラつかない、つまり上体をまっすぐに保ったままでも無理なく手が届くところまで足が上がるあたりが恐ろしいです。


ジャケ写撮影メイキングは、あまり奇をてらわずにメイキング風景。たまにはレコーディング風景などの「準備段階」も見てみたい*1なんて希望もないではないですが、何かと難しいでしょうかね。別にドキュメントである必要もないと個人的には思うけど、そのために台本書いてリハやってとか本末転倒だろうしなぁ。
行け!牛若小太郎や輝け!太陽戦隊サンバルカン・・・
ノソ#^ o゚)(#・v・)<ヲイ
『行け!元気君』や『輝け!放課後』のカラオケが聴けるのも嬉しいですね。


何も不思議なことはないのに、メイキングに愛理が出てきてちょっとビックリしたのは内緒だ。
2月というのはどうしても誕生月3人組の印象が強くなるし、何しろヲレはヤジマ大好きおっさんだから、無理もないことかもしれない。
それでも。
ここまで鈴木愛理の存在感を抑えた作品があっただろうか。大げさにいえば、鈴木愛理がいい意味で目立たないアルバム、各楽曲と思えるのよ。要所要所でイイ働きをしながら大事に育てられてきた中島早貴岡井千聖萩原舞が、満を持してそのポテンシャルを天下に知らしめる。そういう形での℃-uteのスタートともいえるのかもしれない。


スキルアップだレベルアップだといっても、闇雲にやってきたわけじゃない。生歌だってダンスパフォーマンスの確かさだって、そりゃあそれ自体も素晴らしいけれど、実のところはただの手段にすぎない*2
受け手の心に訴えかけるもの、伝わり方の鮮烈さ、説得力が違ってくると信じるからこそやる、やっていられるわけで、根底にあるものは、楽曲の情、心を伝えようという姿勢。もちろんそうするだけの楽曲が用意されていることはいうまでもない。
どんなパート割、フォーメーションでも伝えるべきものを間違いなく、過不足なく伝えられる。そういう存在に育っていけるといいよね。



ぶっちゃけた話、村上愛が抜けた後の℃-uteってのは、ヤジマとスズキ、スズキとヤジマのグループとしてスタートきったと思うんですよ。二人の持つストイックさが必要だったのかな。
そういうグループにあって、2〜3番手以降になんとなく(あるいは厳然と)振り分けられてきたメンバーが、己を向上させ、時にはナカジマのように人格まで変えて、先行勢と絡み合うところまで伸びて、先行勢も易々と位置を譲るつもりはなく、そんな切磋琢磨がグループ全体の成長につながってきた。メジャーデビューからでも5年、今もって成長が続いている。
山も谷もありまくったというか、振り返ると山より谷の方が多かったような気もする道のりだった*3。だからこそ、℃-uteがここに、この姿で、僕らを満足させ続けているというのは、奇跡のようなものじゃないかと思うのだよね。簡単に振り返っても、少なくとも2回は「℃-ute大丈夫か」という局面があったよね。
初めて客席に座ってから33年あまり、アイドル歌手のFCに入ることで「○○ちゃんファン」というアイデンティティを得るようになって今年で丸30年。ソロもグループも色々な人たちを見てきましたけれど、こういう風に成長を追い、確かめていけるというのは、ハローのお家芸といえるかもしれない。モーニング娘。Berryz工房はもちろんのこと、思い返せばメロン記念日における柴田あゆみの成長も驚くべきものがあった。昔は「ルックス一番、お歌は四番目」なんて陰口を叩かれてもいたんだぜ。
ハロー以外だと長く活動する例そのものがまだまだ少ないから、これから出てくるのかもしれないね。いつまで経っても同じようなことやってる(ように見える)、というのでもよければ制服向上委員会も挙げるべきだと思うけど。


観客ってのは哀れなもので、誰かがステージに立つことで「場」が用意されないと何もできない。
大事にしないといけないし、大事にしながら楽しくやらないと続かない。
まだまだ、やれることはたくさんあるよなぁ。

*1:だって『ハロプロ!TIME』でやってくれないんだもんよぉ。

*2:ハローでは少ないですが「生バンド」もそこに含まれると思っています。

*3:レコ大最優秀新人賞とかもう神話/伝説の域に感じるんですが。