今日の会いロン

じゃあヲレはこの略称でいこうっと。
そんなわけで12月1日発売の℃-ute14枚目のメジャーシングル『会いたいロンリークリスマス』のミュージックビデオを見たんだ、ぜっ!*1

見どころ、読みどころ、語りどころの多いMVであり楽曲でありますのよね。



見ていただいた方にはおわかりいただけるかと思いますが、ファーストカットでは思わず『王子様と雪の夜』のイントロが脳内で流れました。

ハローの傑作ウィンターソングの一つでありまして、しっかり展開してオチをつける歌詞も秀逸でした。


そんなかわいらしくユーモラスな歌なのか、ぴたクリみたいな明るくハジけた感じなのか、・・・と思いつつ、始まってみると歌謡曲テイスト満載のRock'nド演歌というふり幅が素晴らしい。怒髪天か。いやあれはリズム&演歌。
いっておきますが心底ほめてます。この叩きつけるような情の奔流もまた℃-uteの魅力。


もうね、演歌だと思って見ていると、

このまいまいさんに感じるものがあるわけですよ。
会いたいロンリークリスマス」じゃないですか。つーことは会えるとは決まっていない、むしろ会えない可能性の高さを匂わせる、何を編んでるか知らないけど手渡す機会があるかどうか疑わしいわけじゃないですか。すなわち、


(o・v・)<着ては〜もらえぬぅ〜セェエ〜タァアを〜♪
(o・v・)<寒さこら〜えて編ん〜でます♪


に見えてくるっつーね。
心にまで雪が降り積もって凍えてしまいそう・・・みたいな心象風景は共通してる、近づけさせているんじゃないかと思うのよ。したがって、


会いたいロンリークリスマス』は「ロック歌謡調少女演歌版『北の宿から』つんく風」である。


そんな近田春夫風のいい回しもやってみたくなる。



とことん「歌詞」にこだわるヲレ様の芸風においても、興味深いものがありますよ。
何といっても、これだけ雪を降らせたり積もらせたりしてるMVなのに、歌詞には「雪」という単語、文字が一つも出てこない(らしい)ってのが面白すぎる。
ちなみに『王子様と雪の夜』ではタイトルそのままのところを除くと「あなたに電話した雪の夜」の一ヶ所、ついでに『北の宿から』は「吹雪まじりに汽車の音」のこれまた一ヶ所ですね。じゃあ王子様も演歌かっつーと違うだろうけどね。さすがにそれは強引すぎる。


それよりも、もっと℃-uteに縁の深いところで「MVに雪あり、歌詞に雪なし」が存在しているという歴史的事実。

白いTOKYO ZYX 歌詞情報 - goo 音楽


だから「続・白いTOKYO」という解釈は単に古参のノスタルジアという次元を超えて正しい認識だろうと思うのさ。
こうなると2年前にヲレが書いた妄想もあながち間違いではなかったのかもしれない。けっこう冴えてたな2年前のヲレ。今じゃ見る影もないけれど。

*1:「ぜっ!」で一部の人々に有名なファイターズの山本一徳投手、マリーンズにトレードされたとか。一軍で活躍して、今度はテレビCMで新しい「ぜっ!」ができるよう張り切ってもらいたいものです。