神話へ

たとえば筋トレなんかをやる場合、
「ここの筋肉を鍛えているのだ、という意識を持つのと持たないのとではえらい違い」
なんて話がある。意識という目に見えないものが筋肉という実在に作用する、ということが実際起こり得るのかどうかはこの際問わない。要は意識が伝えるものがある、のではないか、ということ。



常に遠い席の方を見て歌い、たまたまその日の客席にいない者のことも間違いなく心の中にある。そんな心証を持てる得がたい人材が実際に存在するのがハローなのよ。


「すべてのレスは脳内である」ことに安心できる。
遠くまで届けよう、伝えよう、響かせようとしている。
その立ち居振る舞いってのは感動できるものであり、
(オ゚Д゚)<どうよ!
と自慢したくなる。別にヲレの手柄じゃないんだけどね。



マニュアルやテンプレートに盲従して「おカネが稼げれば良いのです」では、いつまでたってもなんとかガンダム仮面ライダーなんちゃらで商売をやる某玩具/映像メーカーみたいなもの。まぁ「ガンダムとライダー(とウルトラマンと戦隊)ならおカネ払うけどよくわからないオリジナルものとか怖いよね」と構えちゃうヲレたちも悪いっちゃあ悪いし、商売優先とみえるものの中から、たとえばRGガンダムみたいな「作りてええっ!! 欲しいっっっ!!!」と店頭で呻いてしまうような代物も出てくるわけだから、全否定ができるはずもなく。
ただ、クリエイティブなジャンルでお仕事をしてその給料で生活をするのなら、テンプレートを作ってやるぜ、という気概はどこかにうかがわせてほしいなーと希望するのよ。だってその方が面白いじゃんよ。


この時代でもっともっと問われなければいけないものは、
「あなたがたが“核”とするものは何なのか」
じゃないかと思うし、常にそうあってほしい。もちろん各構成員が各々の理想にしたがい己を磨くことを怠らない、という条件をクリアした後の話ね。「人」に魅力がなければ始まらない世界だから。


たとえば「充実の顧客サービス」でもいいし「完成度の高いパフォーマンス」でもいい。「ハイクオリティな楽曲」は大歓迎だし、「大スポンサーを背景にした豊富な資金力が回りまわって御社に確実な利益をもたらします」なんてのも立派で大事なことだ。古き悪しき時代には「こちらの言うこと聞いて黙ってカネ払うのが良いお客さん」とスタッフが観客に傲然と言い放った地下組織だってあったわけで、それに比べりゃみな高潔だ(笑)。


それぞれが己の旗を掲げて相まみえる。それでこそ「戦国時代」なんて嘘八百なキャッチフレーズに実が入るというもの。


旗である以上は簡単に下ろしてはいけない。下ろす時は全滅する時。
核であるなら、大将から一兵卒まで全員が間違いなくそれを魂の中心で握っておかなければならない。
何をこころざすのか。


同時にそれらは受け手にも要求される。
何をもって美しいとするか。
僕らの、そしてあなたがたの美意識や価値観、下手をしたら人格まるごとが試されている。



急げ。未来はもう始まっている。