今日のバコーン

なっきぃSTARSで公開されました。
聴いてから読んでね。まずは聴くことが大事。



こういうの、好きか嫌いかでいうと大っ嫌いなんですよ。歌詞を聴き取れない部分があるというのは我慢しがたいものがあるし、歌詞とその行間にある「情」を伝えてきた℃-uteが歌うものとして、ふさわしいものかと考えれば正直いって疑問符がつく。


はずなんだけど。


何だろう、この後味のよさは。
頭の中にあるモノサシはNGを出すんですけど、ヲレの耳さんは気に入ったようです。


今まで意識したりしなかったりしながら使ってきた自分なりの基準には当てはまらないのかもしれない。すごく不思議な気分だ。


「ラーメンに魚介ダシとかありえねーし」と思ってたのに、食べてみたらハマっちゃった・・・みたいな感じかな。とにかくスルスル入っちゃってリピートが止まりません。
最近ハヤリのラーメンは魚介ダシの味が強すぎてわけわかんないものもありますけど、この曲はそういうものとは何かが違う。歌詞にせよサウンドにせよ、もちろんヴォーカル含めて個性が強くて、しかもそれを誰かがまとめてる印象がないのに、全体的にすごくまとまってる。ヴォーカルではちさまいが特にステキだ。新しい形を打ち出していけるかもしれないね。


これがもしつんく氏の手腕なら「ニイさんまた腕上げちゃって」だし、アレンジが偉いのだったら「感服しました」だし、℃-uteのチカラであるならば・・・いい加減オソロシイわ君たち。



出だしからしてスンナリとはいかずインパクト出してきますので「テンよし、中よし、終いよし」とはいかないんですが、そこをクリアできれば、あとは去年の阪神Cで3馬身出遅れたのに勝ったキンシャサノキセキのごとし。


A〜Bがお膳立てしてサビがキッチリと、それこそバコーン! と盛り上がる。映像でいうところの「演出」が冴えてるのかなぁ。
とにかく、耳が反応して目を開かされる。そんなイイ仕事です。
ありがとうございます。