たまには

ネガティブというか毒を吐いてもよろしゅうございましょうか?(笑)。
ダメ! といわれても書いちゃうので、この先を読んではいけませんよ。



いや、『ハロー!チャンネル』の話なんですけどね。
公式に正式な告知も出たし、amazonでも扱ってるっていう話。

ハロー! チャンネル

ハロー! チャンネル

表紙における文字の配置が80〜90年代のアイドル・ミニコミみたいなんて話もありますが、それは別にいいの。むしろ大好きだし、90年代の真ん中らへんではヲレも某ミニコミに参加してたしね。懐かしささえ感じるよ。















スペシャルグラビア&ハロプロ論壇/高橋愛×真野恵里菜
 モーニング娘。リーダー・高橋愛と王道アイドル・真野恵里菜との2人が、大マジメに「これからのアイドル」を語ります。

こういうの大っ嫌いなんですよ。反吐が出る。


「アイドル」も現実にこの2010年のニッポンに存在するものならば、現実の痛みと向き合わなければいけない。それはわかります。過去にそういう人たちはいて大好きだったし、今だと℃-uteがそういう領域に接触しそうな感。発動するかどうかはわからない。
避けては通れないものなのかもしれないけど、でもそれはこういう形じゃないはず。



あなたたちは何者ですか。あなたたちは「アイドル」と呼ばれるジャンルの仕事をしているのではないのですか。あなたたちが「アイドル」なんじゃないんですか。
「これからのアイドル」なんて他人事みたいに、論壇だか段田男だか知りませんが弾丸の飛んでこない安全な場所でのんびり語ってないで、一般人が見向きもしなくなった場所でも懸命に歌うことで、あなたたちの本業で示してください。プロフェッショナルというのは背中で矜持を見せるものです。


あなたたちはなぜ歌うんですか。語るよりも多くのことを、語るよりも鮮烈に伝えられるからじゃないんですか。


語って事が足りるなら、あなたたちが歌う必要なんかどこにもないじゃないですか。


自分の自分の仕事の価値を下げないでくださいな。情けないったらありゃしない。



もうね、あくまでも願望を記すだけですけど、こんな馬鹿げた企画を通した阿呆は生まれてきたことを腹の底から後悔した後で地獄に落ちてもらえないかなーという気分です。
こんなみっともない仕事させるなよ。


蓋を開けたら爆笑マシンガントーク・・・だったらいいなぁ。


語らなければいけない状況である、といわれればなんとなく理解したふりくらいはしてあげますが、それでもやっぱり周りの大人とかヲレたちの領分なんじゃないのかなぁ。僕にとっては恋愛スキャンダルなんて問題にならないくらい興醒めな話で、こういうのは舞台裏で終わらせておいてほしいんだよなぁ。



そういえば、スマイレージの誰かがメジャーデビュー決定のC.C.Lemonホールで、
从*・ェ・リ<アイドル戦国時代の先頭を・・・
みたいなことを言ったそうで、映像見てドン引きしました(ヲイ顔文字顔文字)。
誰だよそういう台本書いたのはよ。


あのさぁ、他の人々はどうだかわからないからあくまで個人の感覚に基づいた発言ですけど、俺はハローをアイドル業界の代表的なものとして捉えたことなど一度もないし、これからもそんなことはないだろうし、またハロー/非ハローに関わらず、誰かがリアルタイムで先頭に立ったり「代表」しちゃう、できちゃうようなら最低にくだらない業界にまで落ちぶれたなーと思うわけですよ。
業界で頑張るコたち全員にオンリーワンの魅力があることを積極的に肯定し前向きに受容する。それが望ましいあり方だと思ってましたがね、どうやら時代は変わったようだ。



とにかく、ヲレ自分で自分を「アイドル」って言う奴大っ嫌いです。例外は嗣永桃子って人くらいでしょうか。うちの矢島もそのうち言い出しそうでgkblですが。いやどこかで言ってたような記憶もないではないですが。
考え違いをしちゃいけないよと。アイドルってのは不特定多数から認められて初めて与えられる称号であって、テメェで名乗る性質のものじゃないんだよ。本来はね。
言葉の意味合いや用法なんてのは時代とともに変化していくもので、それが面白いところでもあるんだけど、この変化は気持ち悪い。
カタカナ語だから安直な使われ方をするわけで、たとえば、
「私の職業は人気者です」
って名乗るのはおかしいでしょ? 自分で「アイドル」と名乗るってのはそういう間抜けなことなの。まぁかにょん先生は自他共に認めるアイドル好きだからしかたないのかもしれないけどさ。


こういうことって、表舞台に出るまでの段階で大人たちが仕込んでおくべきことじゃないのかな。ヲレが知ってるハロプロってそういう部分は疎かにしてこなかったはずで、だからこそ「この人たちはプロである」と唸らされる仕事を数多く見てこれたし、今も見ることができると思っているのだけど。
もうどーでもいいんだろうな。プロデューサーがステージに上がったと思ったら客に向かって、
「責任持って応援してくれるかな?」
だもんなぁ。責任持つのはアンタでしょ。そりゃあ企画に乗ったからには多少の責任を感じないでもないけどさ、要求される覚えはないわ。
相当に萎えました。


女のコたちはそれぞれのDreamin' Roadを走るので、僕らは伴走するので必死なのだから、大人たちのビジネスを背負わされても困るわー。それはビジネスマンの仕事だからお前ら線から下がって黙って見てろ、っていう気骨のある大人はいなくなったんでしょうか。
いい意味である程度以上の媚びも馴れ合いもない、プライドを賭けて楽曲や企画と勝負できる。それがハローの(僕にとっての)居心地の良さなんですけどね。そこいらへんをグズグズにしちゃったら、嘘でもメジャーは名乗れなくなりますぜ。



というわけで、最近ハローの仕事でおカネを稼いでる大人たちのダメダメっぷりが顕著というか露骨というか、いくらなんでもこりゃひどい、ってところまで来てはいませんか、自分が何者かわからなくなってる人が上にいるとこうなるのかもね・・・というお話でした。
アタマに血が上った状態で書いたから、何が何だかわけわからんものになってるだろうね。



で、『ハロー!チャンネル』ですけど、もちろん買いますよ。「メンバーに罪はない」というのもありますが、ここまで文句いったなら逆に買わないと、ヲレの中では筋が通らない。DVDでやるべきだった企画だと思ってますけど、しましまの巫女さんとかジュンリンのチャイナドレスとか見逃す手はないもんね。3年後には色々な意味で伝説になってる一冊じゃないかと思います。
発売直後に買うのは無理ですが*1、う〜ん・・・宝塚記念が終わる前後あたりにはなんとか。それを過ぎちゃうとねぇ、夏競馬は相性悪いから(汗)。

*1:ホースオブネリに入荷の早い書店があるので、運が良ければ24日に入荷したりしなかったりするんじゃないかと思いますが、入らない可能性の方がより高いよなぁ。