4thバレイオブヨン顛末記2010

平日なのをすっかり忘れて、グリーン券買ってビックリ(苦笑)。



新宿御苑は有料なもんで、花見は花園公園にしました(笑)。明日は風がなかったら地元と隣町かな。



40〜50人ってところでしょうか。平日だと毎年だいたいこれくらい。
僕なんかは湘南新宿ラインに乗るのが精一杯ですが、この24年変わらず名古屋(正確にいうと愛知県愛西市? 旧・海部郡佐屋町ね)まで墓参に赴く人というのはいるわけです。そんな友人の一人と2〜3年ぶりに再会。第一声が、
(友)<変わらないねー(笑)
どどどどういう意味でしょうか。確かに腹の出具合がより顕著になったほかはあらゆる意味でまったく変わっておりませんが(苦笑)。


(友)<知らない顔が増えたね
友人は顔が広いので、そういうところは敏感なのです。確かに、かつては僕で最年少クラス*1だったのに、明らかにフォーティーズまではいってない感じの人もいる。
(友)<ネットの影響かなー、入れ替わりあるよね
ああ、Youtube行きゃ動画も転がってるしね。それはそれでいい時代になったものだよ。
(友)<もう周りにも未だにファンだって人いないでしょ?
(オ゚Д゚)<そのへんは・・・ホラ、ヲレの場合未だに「現役」だから
(オ゚Д゚)<さすがに「神話の時代」の人だからねぇ
(オ゚Д゚)<生まれてなかった若者もいるから
(;友)<あー・・・(苦笑)
1986年のことだから、ごぎてぃ生まれてないよね。某青年もか。ksms先生はギリで生まれてる?


そのまましばし思い出話。
インターネットも携帯電話もない時代、郵便と固定電話で連絡取り合って、集まってはファミレスで昼夜2食済ませた挙句に終電逃して泊めてもらったり、年に1〜2回くらいはちょっと規模が大きめの集いを企画して(今でいうトリビュート・ライブなんてものもやりました)、宣伝のために手分けして新聞社を回ったり。
今でも忘れられないのは、「まぁ、ちょっと思い出でも語ったりして親睦を深めましょうや」的な催しを行うにあたり、「現行品なら何でも用意しますので、飲み物(ソフトドリンク限定)のリクエストでも」と希望を聞いて、これも手分けして完璧に揃えたこと。目を丸くする参加者に、
「我々は有言実行ですから」
と胸を張ったものでした。
よくやれたよなぁ。


今にして思えば、誰かとつながり続けることで、自分が「独りじゃない」ことを確認し続けたかったんだろうなぁ。そうしなければならなかったものってのは、なんとなく、でも間違いなく、あったわけですよ。










いつかどこかでやったかもしれない話ですけど。


「人ひとりが生きていられなくなるようなものがあの世界にはあるのか。ならばそれを見たい」
と思ったのが、僕が完全にこの世界から抜けられなくなった瞬間でした。「見たい」じゃなくて「知りたい」と思っていたら、きっと業界に入っていたでしょうね。長続きしなかったと思いますが。
いわばあの日の呪縛というもの。その影響は否定のしようがない。
でもここ最近、その呪縛が解けはじめているかもしれないと思うことがあるわけですよ。


そう感じたきっかけはスマイレージかな。相変わらず一歩踏み込めないものがありましてね。
言葉にするなら、
「だってアイドルなんだもん」
ということになりますかね。アイドル業界でこれからのし上がっていこうってコたちに「アイドルだから微妙」って、我ながら最悪だね。


と、いうことは。
やっぱり僕は℃-uteを「アイドル」だとは思ってないわけです。アイドルのパロディから始まったハローですから、実にド本流なんですけどね。真野ちゃんもそんな風に感じるんだよなぁ。
そういうハローのパロディ精神や、大河ドラマ的あるいは文学的な匂いさえ感じる℃-uteの道程*2、芸能職人たり得る可能性を感じさせる一途さといったところが大好きな僕は、もしかしたら「アイドル」が嫌いなのかもしれない。そんな風に思うこともあります。
少なくとも、アイドル愛好者としての自分の中にある「悲しみを出発点とした」部分が、℃-ute、あるいは矢島舞美という人によって解体されていってるのかもしれない。そんな感覚がうっすらとあるわけです。まぁ解体といえば三好絵梨香ですが。
解体された自分がどこへいくのか、っていうのは怖いけど楽しみでもありますよ。



帰りは道々のブックオフを回って、相変わらず『王様の仕立て屋』を買いあさるとバスター。V2ガンダムか。やっとコミックス4巻とテーマ別選集の2巻が手に入ったさ。他にも色々と買ったもので、予算オーバーでお昼ゴハンが食べられなかったのは内緒だ(笑)。
まぁ何つーか、うめぶろ開設記念ってところかな。よりによってこんな一生忘れるはずのない日にスタートしちゃった運命の皮肉に大苦笑ですが。


僕らのことは放っておいて新しい道で新しいファンを、という言葉はまだ僕には出せないんです。
「スーツよりツナギ(6L)」ってなもんで服飾の世界というものには笑っちゃうくらい縁がないわけですが、せめて「なぜ人は服にこだわるのか」の端緒くらいはつかんでからのメッセージにしたい。
スーツのシングル/ダブルの区別もつかない野暮天には高すぎるハードルですけどね、俺たちの大好きな、あの心優しき梅さんが、自分のためだけに新しい世界の扉を開くはずがあるのかよ。俺たちの目の前でさ。
リl|*´∀`l|<装うってのはけっこう楽しいものなんだよ♪
リl|上´∀`l|<あーたたち、ついてきなさいよ、き・な・さ・い・よ♪
そんな風に考えて何かしらやってみることも、これから服飾業界で一旗挙げようとする梅田えりかさんと互いの人生航路でちょいとすれ違った歴史的事実、その日々に対する落とし前のつけ方の一つだと思う次第。個人の感想ですけどね。


負けたくねーじゃんよ。


薀蓄をベラベラ語って終わるような無粋な奴にならないように気をつけつつ、できる範囲でこちらもお勉強ですわ。自分の役に立たないわけでもないしね。



そんなわけで、帰ってから桜花賞の枠順見つつ遅い昼食の後爆睡。美女学に間に合ってよかったよかった。

*1:ちなみに友人は僕よりひとつ年上ですからつんく♂兄さんとタメ。まぁ「若手」ではありましたな(笑)。

*2:℃-ute」がドーウテ、転じてドウテイと読めるのは「生きていく道程を見せる」ものだからかもしれない、という偶然の一致に驚愕。