スリープレスナイト号に関する大事なお知らせ

サンケイスポーツ

短距離女王スリープレスナイト屈腱炎で引退


 昨年のスプリンターズSを勝ったスリープレスナイト(牝5歳、栗東橋口弘次郎厩舎)が屈腱炎を発症し、引退することが26日わかった。橋口調教師は「セントウルSを走った後、右前屈腱炎(けんえん)と分かった。このまま引退させる」と話した。


 スリープレスナイトスプリンターズS(10月4日、中山、GI、芝1200メートル)連覇へ向け、13日のセントウルSから始動。休み明けで余裕残しながらも1番人気で2着し、本番では確実に上位人気される有力馬だったが、残念な結果となってしまった。今後は繁殖牝馬として繋養される予定。 


 父はクロフネで、母はホワットケイティーディド(その父ヌレイエフ)。近親にはドバイデューティフリー宝塚記念ジャパンCと3つのGIを制したアドマイヤムーン阪神3歳牝馬S、エリザベス女王杯の2つのGIを含む重賞9勝の女傑ヒシアマゾンなどがいる良血で、JRA通算成績は18戦9勝、2着6回、3着1回。


 重賞は08年CBC賞GIII)、08年北九州記念GIII)、08年スプリンターズS(GI)の3勝。昨年の春先から本格化し、5連勝で一気にGIまで登りつめた。芝、ダートも含め1200メートルでは12戦9勝、2着3回と連対率100%を誇った真の“スプリンター” だった。


 スプリンターズSを制してからは、休み明けの高松宮記念(GI)で2着、さらに前走も休み明けでセントウルS(GII)2着。もともと脚元が弱く、使いたいレースを使えずに出世が遅れたが、今年は2戦2着2回のみで無念の引退となった。

う〜ん、セントウルSでさすがというところを見せてくれただけにこれは残念。これでスプリンターズSの行方はこんこん・・・もとい、混沌としてきましたな。