今日の木枯らし紋次郎

いやー、面白かった。需要ないと思うんで隠しますけど、ないのも寂しいなぁ。


元々CXの時代劇は『鬼平犯科帳』や『御家人斬九郎』(これ大好き)はじめハズレがないことで知られているわけですが、また一つ傑作が生まれたと思います。
オリジナルをよく研究してうまくツボを押さえてたのが旧作ファンとしては嬉しいですね。殺陣は旧作より若干ヒロイックに演出されてたかな? という気もしましたが、「囲まれたら逃げながら向かってくる相手だけを斬る」なんてのは昔のままで「これだよなぁ」と懐かしくなりました。旧作でサブタイトルのバックに流されていたブリッジを効果的に使ってたのも気持ちよかったです。
俳優陣も芸達者が揃い、実に重厚な芝居を見せてくれました。渡辺いっけい氏はああいうエキセントリックなのって似合いますよね。
特別出演の中村敦夫氏もさすがでした。
木枯らし紋次郎なんて名は聞いたことはねぇが」
あんたがそれ言うか! とニヤッとさせた後での立ち回り。もしかして昔は相当名の知れた渡世人(という設定)だったんじゃ!? なんて思わされてまたニヤニヤ。


CXの時代劇はガチガチに作り込むのが多いんでシリーズでやるのは難しいかもしれませんけど、年に一回くらい見たいなぁ。