なんぼのもんじゃい

真野ちゃんの新曲『元気者で行こう!』のPVを見たよ。曲を聴くのも初めてだったさ。



何つーか・・・



ハジケてるなぁ。ベタな感想ですまん。ハジケ方が内向きじゃなくて、どうにか外の世界とコミットしようとしてるフシを感じられなくもなかったりするかもしれないような気がしないでもないあたり、割と好感が持てる可能性もあったりなかったり。


で。
スマイレージといい℃-uteといい、最近のハローは「ノリと勢いで夏を突っ走る」系のナンバーが多いよね。真野ちゃんだけ違う人が書いてるかもしれないわけだけど、その気分は共有しているんじゃないのかな。
正直「カラ元気」的な危ういものを感じていないわけじゃないし、なんとなく中身のない空虚なお祭り騒ぎに思えて完全にノれない部分もあったりもするのだけれど、これはこれで悪いものでもない。
カラ元気も元気のうち。振り返ってみれば、1年くらい前にはこういうノリってハローではあまり目立たなかったような気がするんだわ。つまりカラ元気も出せない状態からは戻りつつあるのかもしれない。


その原動力ってのは、もしかしたらハローの現状ってのが影響しているのかもしれない。
反権力、反体制。そんな原初的なロック・スピリットが発揮される状況が固まったんじゃないか。そんな気がする。
かつての鈴木あみ、あるいは浜崎あゆみのような「今の売れセン」がゴーンと立ち上がってきたこと、一部メディアがこれまで以上に「もうだめぽ」方向へ世論を誘導しはじめていることで、
「なんぼのもんじゃーい」
「まだや! まだ終わらんで!」
とお祭り騒ぎを繰り出したあの精神、ノリが戻ってきはじめているのではないか。時代が違っている以上は昔のノリをそのまま持ってきたってダメなんですけど、そこは大目に見てもいいかなぁ。


プロデューサー氏自身はどちらかといえば保守的な人だと感じるんですが、仕事としては時代の寵児であるよりチャレンジャーの位置にいた方がイイものを出してくるような気がします。それ以上に「期待するとズッコケる」気もするので過剰な期待は控えてひそかにwktkしておきますが。


あとは、この流れをBerryz工房あたりが噴水広場みたいな曲でひっくり返してくれると痛快なんですけどね。個人的にハローでもっとも泣ける歌『行け 行け モンキーダンス』をディスコグラフィーに持つBerryz工房ならきっとやってくれるはず。