『ベリキュー!』の思い出
ついにスタートした『よろセン!』ですが、巡回した限りでは決してよくはない第一印象だったようで。僕もですけどね(苦笑)。思わずPCの録画が終わってすぐにファイルを消してしまい、真野ちゃんコーナーを保存し忘れました(泣)。
なんとなく『美少女教育II』みたいな雰囲気を感じますが、あれより確実に面白くない(苦笑)。そんな感じで悪口はいくらでも出てきます。でも「もしかしたら『Gガンダム』みたいに1クール過ぎてからいきなり面白くなるかも」*1という期待もあったりなかったり。1クールで終わったらどうしよう(苦笑)。
そもそもまだ『ベリキュー!』の印象が強く残ってる段階でどうこうってのは若干『よろセン!』に不利じゃないかと。
悪口を書き連ねてるとだんだん気分が悪くなってくるので、ここはあえて「『ベリキュー!』のココが面白かった」という話をしたいと思います。
- 「何をする番組なのか」が明確かつシンプルだった
これが最大の要因だったと思います。
「とにかくBerryz工房と℃-uteが対決する番組」
言葉にすればこれだけ。ただこれだけのことを2クールやった。このシンプルさがあったから見てて「迷う」ことがなかった。「総理大臣の豆知識を知ってどうするの? ジュンジュンとリンリンにはジャストフィットしない話題だよねぇ」なんて疑問を持たせたり「衆院選の開票特番で便宜を図ってもらいたいのか?」なんて大人の事情を匂わせたりしたらバラエティとして、エンターテインメントとして失敗だと思います。まぁ『ベリキュー!』でも「なんで舞美が出る対決は比較的人数の少ないことが多いんだろ?」なんてことはありましたけど。
- 出演メンバーを絞った
『ベリキュー!』で同じ回に2ユニットの全員が出演したのって数えるほどしかなかったと記憶しています。合同コンのリハおよび本番のレポを除くと初回・勝敗決定・罰ゲームの締め・最終回のラストくらいじゃなかったでしょうか。
少人数(でもなかったこともありましたけど)同士の対決にして、なおかつ流れの中で神様がその笑いに対する嗅覚をもって「こいついじったろ」というメンバーをピックアップすることで、「ハイ今回はこのコに注目してください」という狙いがわかりやすく伝わった。尺の短い番組で「誰を見ればいいのかわからない」のは誰の得にもならないように思うんですよ。
ついでにいうと「今回は俺の推しメンが出てないから見なくていいや」という選択ができたことも大きいと思います。
- 出演メンバー全員にどこかで必ずスポットが当たった
毎回毎回一人ずつ回答するスタイルにしなくても・・・と思ってましたが、僕が間違ってました。
一人ひとりにスポットを当てることで「とにかく当てにいって、かなりの確率で当てる愛理」「斜め上を行くみやびちゃん」「思わぬところで思わぬものを出してくる舞美」といった具合にそれぞれのポジションみたいなものが見えたのは大きかったと思える次第。
「全員出るから見るけど推しが目立たないからツマンネ」という人もいるでしょう。そういう人は少なくとも今週はもう見ないと推測できるわけで、スタートしたばかりで視聴者を逃がすってのはないんじゃないかなぁ。
- 真剣勝負をするメンバー、笑いの味付けをするMCの相乗効果
これによってハイテンションな番組となり、視聴者も一緒にハイテンションになって前のめりに楽しめるというさらなる効果が生まれたと感じています。
「Berryz工房と℃-uteは互いに切磋琢磨する存在である」という設定が既にあったのも大きかったかな。これによってどんなにボケ回答をしても「これは真剣にやってるのだ。だから面白い」と感じることができたわけで。
まだまだ『ベリキュー!』の魅力を考えると色々出てきそうですが、とりあえずはこんなところで。
・・・とか書いてる間に『よろセン!』の第2回が放送されたわけですが、メンバーが前のめりになれそうな話題の展開も出てきたし、もしかしたらなんとなくそれなりに面白く作れそうな可能性も決してゼロではないのかもしれないような気がしないでもないと思えそうな感じ、みたいな雰囲気が出てきたんじゃないかなー。
ちょっとくらいは期待しておきたいと思います。