俺ルールとか・その1

更新の話の続きから。
自分の価値観みたいなものは常に反映させていきたいと思ってます。そうじゃなかったら書く意味がない、くらいに。センスに欠けるのか仕込んだネタは滑ることがほとんどですが(泣)。
カッコつけていうなら「俺にしか書けないもの」を常に目指していきたいなと。最近では涙の色イベのレポみたいなものを書いたときに強く意識しました。素晴らしいレポを先に上げられてしまったので(苦笑)、これはもう「俺が何をして何を見て何を感じたか」を書かないと書いてもしょうがない、みたいな。


それでも最近は巡回先が増えたりそこからまた色々な人の文章を読んだりして「これがインターネットに残るなら俺は書かなくていいや」ということも増えてきましたね。そういうものはブックマークにホイホイ入れると。それはそれで、なんか宝物が増えていく感じで嬉しかったり楽しかったり。


気をつけてることってのは他にも色々ありまして。手の内を晒すというのは決して好ましくない、というのが僕の美意識なので(厄介なおっさんだなぁ)、若干恥じ入るというか照れる部分もありますが、たまにはそういうのもいいんじゃないかと。


「誰も知らない、知ってても偉くない」という言葉が大好きな僕はおっさんやマニアにしかわからないネタを頻繁に入れ込むので、その分文章はなるべく「読みやすくわかりやすく」を心がけてますが、どうも僕の日本語の使い方というのは独特というかクセが強いようなので(生まれも育ちも日本なんですけどねぇ)、結果的にわかりにくい文章が出来上がってしまいます。それはそれでしかたないかなと(苦笑)。


ただ、あまり「読みやすくわかりやすく」にこだわりすぎるのもどうなのかって気もします。ちょっとくらいわからないことがあったとして、教科書に載ってなかったり載ってても覚えられなかったりする言葉でも、自分の好きな事柄に絡めれば覚えられるんじゃないか、そういうものを(入れられるものなら)入れていくのは悪くないんじゃないか、みたいな。
実体験でいうと、僕が「僥倖」という言葉を初めて目にしたのはガンダムの劇場版(『哀・戦士』か『めぐりあい宇宙』のどちらか)のパンフレットでした。さすがに日本で平凡な日常を送る小学6年生には縁のない言葉だったもので、辞書ひきましたもの。そうやって言葉とか表現ってのは覚えていくんじゃないかって風にも思うんですよねぇ。
そういう「容赦しない」「迎合しない」という頑固オヤジであることもある程度は必要なんだろうなーと思います。残念なことにあらゆる方面で浅学なためそうそう難しい言葉を知ってるわけでもないので、代わりにわかりにくいネタを入れていくと。全然代わりになってませんが(笑)。ある種の衒学趣味(「学」じゃないけどさ)といえなくもないんですが、まぁ今の世の中は検索窓にコピペしてポチッとすればたいていのことの概要はなんとなくつかめるようになってるんで、よろしくお願いします。


他には、「、」を入れる場所や行空けはじめ空白の使い方にけっこうこだわってます。行頭1文字空けをしてないだけに。
読むリズムってけっこう大事だと思うんですよ。読む立場でもそこは気になって、「文章のリズムが合わない」という理由でどれだけの名文・名作を読まずに生きてきたことか。
文章って文章に留まるものでもなく、時には歌だったりダンスだったり映像だったりもすると思うんですよ、だから「ここでブレス」「ここではビシッと止める」「ここはカット割らずに長回し」みたいな、大げさにいうなら演出みたいなものは意識的に入れていきたい。
空白に宿る空気が文字よりも雄弁に伝えることってあると思います。というより、文章を読むという行為はただ文字を追ってるわけじゃなく、時には書いてあることより書いてないことの方が大事なんだ、みたいな気持ちを持っています。だからわかりにくいんだろうな(苦笑)。


そんな感じで、作文とか小論文の参考には絶対ならないお話ですね。まぁ僕の文章をお手本にする人は皆無だと思いますが。


で、実はここまでは前フリだったりします。ここからは更新の話にとどまらず(つまり脱線して)本当の俺ルールの話に入っていくわけですが、それはまたあらためて。川口行く前に書かないと一部の人に口頭で伝えて終わりということになりかねないけど、明日書いてる時間あるかなぁ。