『ベリキュー!』をちょっと考えよう・なんとなくその2
色々と見てないDVDもあるというのにゴロッキーズばっかり見てます(苦笑)。小川麻琴という人は今からでもいいからもっと評価されるべきだよなぁ。この人の卒業でモーニング娘。が失ったものって大きいと思うのは僕だけでしょうかね。
いくらメンバーがオモシロ発言をしたところで、拾ってくれなければ意味がない。というわけでMCの話に入ります。
これまで登場した4人(でいいのかな?)の神様でもっとも評判がいいと思われるのがキー坊(サバンナ高橋)。もっとも低評価なのが新喜劇の座長、ということでいいでしょうか。
キー坊はゴロッキーズでの経験をうまく生かしているなと思います。藤本さんとのいじりいじられは最高だったもんなぁ。あの番組の声キャラもけっこう色々な人が出ましたが、その中で本来のレギュラーだったマスター五郎(ケンドーコバヤシ)・ママ明美(友近)に匹敵する存在感を示せたのは偶然や勢いだけじゃなかったとあらためて思います。
Wikipediaによるとボケが本職らしいのですが、その割にメンバーのオモシロ発言をよく拾ってくれます。ボケだからこそボケがわかるというか、ツッコミに回るとまた別のオモシロさがあるというか。笑いに関しては詳しくないですが、ツッコミに回って面白いボケの人って相当腕があると思います。最近あちこちの番組で見かけるようになったのは吉本のプッシュだけではないでしょう。
他の3人とどこが違うのかを考えてみました。
うまく表現できないんですが、キー坊だけは「進行役」じゃなくて「15人目の出演者」なんですよ。頻繁に高橋くんが顔出ししてるというだけでないと思います。一応「小5」という設定があるせいかどうかは定かではないですが、「神様」なのに他の3人より目線が若干低い感じがします。そのわずかの差がメンバーのちょっとした一言やアクションを広げていくことにつながっているんじゃないでしょうか。
テンションの高さがメンバーとちょうどよく合ってて、メンバーからも絡みやすいのかもしれないな。その点でダメだったのが座長。一言発した瞬間にガクッときたもの。あべこうじは合同コンのリハに行った時になかなかいい高さだったんで、やればできるんだよなぁ。できるのにやらないってのは一番困るところだけど。
そんなキー坊が一番面白いのも当たり前といえば当たり前ですが、かといってキー坊固定でいいかというと、断言しきれない気分もあります。キー坊だってそもそもはケンコバ・友近のスケジュールの都合あるいは「吉本期待の若手芸人をここで使ってみよう」みたいな計画の副産物みたいなものだったわけで、同じことを期待したいという気持ちはあります。ポテト少年団菊地はアイドル研究家らしいので(Wikipedia。もしかしてカリスマニックネームは資料を見ないで言えたんじゃないか?)、そういう部分もある程度は出しちゃってもいいんじゃないでしょうか。度を越すと見てる側がドン引きするか不愉快になるかどちらかなので注意は必要かもしれませんが。あ、もしかしたらなまじアイドル好きなだけにかえって遠慮があるのかも。だとしたらその慎ましさは好感が持てます。
ちょっとメンバーについても簡単に振り返ってみましょうか。
贔屓目はふんだんに盛り込みますが、ZYX四人衆は強く印象を残せていると思います。思わぬところで笑いの神の後ろ襟をつかんで引っ張り込む舞美、とにかくボケる梅さん(マジボケあり)、しっかり者のイメージ(をずっと抱いてました)がどんどん崩壊していく佐紀ちゃん、どんな時でも「自分を印象づけるのにもっとも効果的な行動や言動」を素早く見極め迷わず実行、結果的にかなりおいしい桃子、みたいな。
Berryz工房では他にみやびちゃんのクソ真面目さ(でも字を書かせたり絵を描かせたりするとあらぬ方向へw)、茉麻のアグレッシブさ、熊井ちゃんの負けず嫌いなところが目立ちますかね。ちなちなが意外におとなしい。梨沙子はかわいくやれてるからあれでいいと思います。
℃-uteでは、やじうめと並んでいわゆる「鉄板」なのがちっさー。必ずといっていいほど笑いを取れます。なんだかんだで大抵のことはうまくいく能力の高さと星回りのよさを存分に発揮する愛理、とってもかわいいのに時々言うことが厳しいなっきぃは印象に残りやすいでしょう。まいまいと栞菜は「ファンにはたまらないけど・・・」な部分がまだ多いかな。考えて考えて結論に達するタイプかもしれない栞菜には思いついたらどんどん答えていくことが要求される現行のクイズ形式は必ずしも向いているとはいえないかも。料理では活躍したのだから「ローカルのオープン特別とGIIIでは堅いフジヤマケンザン」みたいに条件を選ぶタイプかも。
ゴロッキーズの藤本さんとまではいかないまでも、もっと神様をいじれるメンバーが出てくればより楽しめるような気がします。といってもいじらせてくれそうなのもやっぱりキー坊なんだよなぁ。目線が低いってのはそういうことでもある。精神的距離感が近いっていうのかな(適当)。
何にせよまだまだ試行錯誤の段階だと思いますし、無事に2クール目が迎えられる(罰ゲームロケが済んでるということはそれを流すことができるということでしょう)ようなので、たまに文句をいいながら楽しく見ていこうかなと。
そう、文句はいっていかないといけない。もしかしたら回りまわってりょうかくに近い立場の人が見るかもしれないし。単に「つまんねー」じゃなくて「ここがつまらない」「ここがいい」を具体的に挙げていけると理想かも。
提言までいかない個人的願望としては、もうちょっとドキュメントっぽいレポものを挟んでくれると気分が変わるかなと。ネタがなかったらメンバーにカメラ渡して「適当に1日回しといて」でも面白いものが撮れると思うので。
パシイベとか撮ってないかなぁ、そういう話はどこからも入ってきてませんけど。
・・・すっかり忘れてましたけど、もしかして一番大きな制約って予算とスケジュールなんじゃないかということにようやく気づきました。
ただそれを言い訳にしちゃうといい加減なものしか作れないのはゴールデンタイムのバラエティを何本か適当に見ればわかることなので(余談ですけど、ゴールデンに行って「終わった」バラエティって多いよね。「プレッシャーSTUDY」ばっかりで完全に飽きた『Qさま!!』とか)、創意工夫で乗り切っていただきたいものです。
こうして冠番組ができた以上は長く続けてもらいたいし、「もうちょっと早い時間にもうちょっと長い枠獲得。できれば平日18時半か日曜の昼(ハロモニ@またはその前の女子アナ番組の場所)が欲しい」くらいの目標を持ってやっていただきたいなーと思います。深夜とはいえ平日は毎日見られるっていうのも幸せなことですが。
前回の「過程を見せろ」の補足がてら。
他の人が何を求めているかはわかりませんが、少なくとも僕が見たいのは「今画面に映ってる女のコはどういうコなのか」なんです。表情や言動、思考の流れとか反応とか、突拍子もない行動とか(笑)、誰と仲がいい/悪いとか、そういうものを通して「○○ちゃん像」を結びたい。すでに結べているものであってもより鮮明なものにしたい。
俺の大好きな○○ちゃんとはどういう人間なのか。それを知りたくて、僕らは基本的に同じセットリストの公演に何度も出かけたりウン万円払って旅行したり、早くもマンネリ化の兆しの出てきた番組を毎日見たり録画したり編集したりナニしたりするんじゃないでしょうか。
オモシロ回答でワーッと笑ってオシマイ、じゃ限界はものすごく早くやってくるんだよ、東京優駿当てたりょうかく。前田憂佳を知らなかったりょうかく(ともにこちら)。いや、白状すると俺も前田憂佳はまだよくわかんない。